新築の庭で家庭菜園ブログ
新築戸建て住宅の庭で家庭菜園をはじめた野菜の育て方ブログ

メロン栽培が難しい、上手く育たない時の対処法

カテゴリー:アールスメロンの育て方 投稿日時:08月30日 

家庭菜園でメロンを育ててみても「難しい」とか「大きくならない」、「美味しくない」という事は多々あると思います。
私もこのブログでメロンの育て方を紹介するまでに色々な失敗をしたので、本当にメロン栽培は難しいんだなぁと実感しています。
そこで今回は、メロン栽培における難しい点や、問題の解決方法をまとめてご紹介していきたいと思います。

メロンが実らない理由

まずメロンが実らない理由としては、2つの要因が考えられます。

1つ目は雌花が咲かないという場合。
雌花が咲かない理由は、小ヅルを摘心をしていないことや肥料に問題がある場合があります。
メロンの雌花
メロンの雌花は、親づるや子づるよりも「孫づる」につきやすいという性質があるので、子づるに葉が10枚~15枚ついたら、子づるの成長を止めるために摘心を行いましょう。
摘心を行うと、茎と葉の間から新しい芽(孫づる)が発生しやすくなります。
詳しくは、こちらのプリンスメロン地這い栽培の子づると孫づるの育て方でご紹介しています。
参考にしてみてください。

次に、葉や茎はしっかりと成長して孫づるを伸ばしているのに、雄花しか咲かないという場合。
その場合は、土中の肥料分に問題がある可能性があります。

なかなか雌花が咲かないからと言って、液体肥料化成肥料を多く使っていませんか?
これらの肥料は全ての成分が均等に入っていることが多く、例えば窒素は十分足りているのに8-8-8の化成肥料を与えてしまうと窒素過多に。
花が咲かずに葉ばかりになってしまったり、つるぼけの原因になります。
またカリウムが多いと根に異常をもたらし、正常な生育ができなくなります。
バランス整っている、というのも考えものなのです。

雌花を咲かせたい(実つけたい)、実を大きくしたいというときは、実つきや実の肥大を促進させるリン酸肥料を単体で使用してみましょう。

朝日工業 BMようりん 2kg実つきや実の肥大に効果的なリン酸肥料。

ようりんを使うと、実をつけようとして勢い良く雌花が咲くことが多いです。

メロンの実が大きくならない

「メロンは実ったけど、なかなか実が大きくならない」という悩みも良くあるケースですね。
メロンは人工授粉を行ってから、収穫までに約2ヶ月ほどかかります。
ただ最後の10日~20日は完熟になるための期間なので、メロンが大きくなるのは最初の30日~40日程度と理解しておきましょう。

こちらは結実して数日後のアールスメロン。
結実したアールスメロン
根元が膨らんでいますから、受粉はできていると確認できます。

そしてこちらが1週間後。
成長しないメロン
大きさがほとんど変わらず、成長していないように見えます。

そして2週間後がこちらです。
黄色く枯れたメロン
結局ほとんど大きくなることなく、黄色く変色し枯れていきました。

このように1週間~2週間経過しても実の大きさが変わらない個体も存在します。
こういった実は、他の実に養分を送るために早めに摘み取るようにしましょう。
慣れてくれば1週間ぐらいで育たないメロンを見切ることも可能になります。

私の経験上、こういった個体はメロン栽培の中で、毎回何個かは出現します。
私はプロではないので正確な要因はわかりませんが、おそらく何が悪いというわけではないと思いますので、そういう個体もあるのだと考えておきましょう。

次にメロンの実が大きくならない理由として考えられるのは、すでに病気にかかっている場合です。
例えば、メロンがうどん粉病にかかっていたり、疫病などにかかっている場合だと、子孫を残すためのエネルギーを生命維持に回してしまうケースがあります。
こういった場合は、その後も実の肥大は期待できませんので、まずは病気の治療に専念するようにしましょう。

この他にも実が大きくならない要因はいくつかあり、株元の近くに咲いた雌花を受粉させてしまった場合は、2個目以降の実に栄養が送られにくくなるというケースもあります。
子づるや孫づるの葉が十分に揃う前に結実させてしまうと、メロンは子孫を残すことに成功したと判断して、その後に雌花を咲かないようにしたり、1個目の果実に栄養を集中させてしまう場合があります。
そうならないように、人口受粉を行うのは少なくとも小ヅルに葉が十分揃ってから、一番良いのは孫づるに咲いた雌花を受粉させることです。
親づるや子づるに咲いてしまった雌花は、虫たちが受粉させてしまわないように、最初のうちは手で摘んでおく方が良いでしょう。

逆のパターンで、実のつけすぎというケースもあります。
特に蜂などの虫が自然とやってくるような場所では、思いがけず多くの雌花が受粉してしまい、結実過多に至っている場合があります。
メロンの摘果
ブランドメロンなどは、1株に1個という栽培をしている農家さんもいらっしゃるほど。
しかし家庭菜園では、味と一緒に量もそれなりに欲しいところですよね。
味と量のバランスをとるのであれば、プランター栽培なら2個地植えなら3個~4個がちょうど良いところ。
ただメロンは個数を減らせば減らすほど、出来が良くなり栽培(管理)自体も簡単になっていきますので、メロン栽培が初めてであれば、あえて1個だけに集中させても全然よいと思います。
逆に畑のサイズや土の養分に合わない量の実を栽培していると、結局全て枯れてしまうという最悪のケースもあるので、欲張りすぎないようにしましょう。

メロンが育たない

メロン栽培は家庭菜園の中でも難易度が高く、様々な理由で失敗をしてしまいます。
そのほとんどの原因は、病気によって葉や株が枯れてしまうことです。

特にメロンは梅雨時に病気にかかりやすく、特にうどんこ病は頻発します。

その為、家庭菜園におけるメロン栽培は雨の当たらない軒下で行う事が成功のポイントです。

どうしても雨に当たってしまう環境であれば、梅雨入りする前に、予防という意味で農薬を使用しておくことが適切といえます。
メロンに使用できる農薬はダコニール1000という農薬で、容量や回数を守っていれば安全に使用することができます。
使用方法については、こちらの家庭菜園におけるダコニール1000の使い方で詳しくご紹介していますので参考にしてみてください。

さらに「つる枯病」も、メロン栽培最大の問題の1つです。
「つる枯病」は茎やつるの部分に発生するため、患部が壊死してしまうと、その先に養分を送ることができなくなる怖い病気です。
このため患部が根元だった場合は、昨日まで元気だったのに今朝見てみたら全て枯れていた、というケースもある最悪な病気なのです。

つる枯病は進行が早い為、治療と言うよりも予防と言う発想が大切となります。
その予防法というのがネギを一緒に植えるという方法。
ネギを一緒に植える
いわゆるコンパニオンプランツというものです。
ネギの根にはつる枯病を予防する物質が含まれているそうで、メロンと一緒に育てることでつる枯病の予防になります。
コンパニオンプランツにするためには、3月頃にネギの種を撒いて、春にネギの苗を準備できるようにしておきましょう。

収穫したメロンが甘くない

まずメロンの収穫時期ですが、メロン自ら茎から離れる離層というものが表れてからとなります。
こちらは、離層が現れていないメロンの実。
離層のないメロン

こちらが離層が現れたメロンの実です。

このような跡が見えてきたら収穫してもかまわないのですが、1番良い収穫のタイミングは、人の手ではなくメロン自ら茎から離れること
そうなると完全な完熟状態となります。

メロンは完熟直前に甘みが増してくるのですが、ネット栽培や立体栽培の場合(実がぶら下がっている場合)は、重力によって通常の収穫期より早く落下することがあります。
こういったことを予防するために、マスクなどを使い、茎への負荷がかからないような対策を行っておくと、メロン自ら落下する完璧な完熟まで待つことが可能になります。
メロンをマスクでネットにする
基本的には収穫期を守り、完熟してから収穫を行えば「甘くない」ということはほとんどないはずです。

その他にメロンが甘くならない原因としては、肥料の与えすぎや水のあげすぎが考えられます。
果物の糖度は、土壌の窒素分が多いと上がりにくくなると言われています。
よって、収穫期に窒素濃度が上がらないように、結実後は化成肥料による追肥は避けるようにしましょう。
(前述のようにようりんは可。)

また水やりについても、収穫前は控えるようにします。
収穫前に水をたくさん与えてしまうと、実の水分量が多くなり、甘みを希釈させてしまいます。
逆に水を制限することで糖が濃縮され、甘いメロンに仕上がります。
この辺りは栽培経験を積んで加減を覚えていくと良いでしょう。

収穫のタイミングや糖度の上げ方については、こちらのプリンスメロンの収穫時期と収穫でご紹介していますので、参考にしてみてください。

メロン栽培における問題と対処法のまとめ

ここまでメロン収穫までに起こる、様々な問題の原因と解決策・対処法をご紹介してきました。
これでも書き足りないぐらいなのですが、家庭菜園におけるメロン栽培には、様々な困難があることを知っていただけたと思います。
そしてその困難は、こちらの内容を参考に乗り越えていただき、完熟のメロンを収穫して、最高の味わいを堪能していただければと思います。


新築の庭で家庭菜園ブログのツイッター
家庭菜園ブログを最初の記事から見る