家庭菜園といえば安心な無農薬栽培が醍醐味ですが、その分害虫による食害に悩まされることになります。
すでに家庭菜園をされている方は、多かれ少なかれ害虫の被害にあわれたことがあると思います。
もちろん私もその中の一人です。
今回は私も使用してる、安全に害虫を寄せ付けない方法の1つ「元気丸」の作り方をご紹介したいと思います。
せっかく大事に育てた野菜を害虫にやられるとガッカリしてしまいますよね。
収量が減ることはもちろん、最悪の場合株が弱ってしまい、まったく収穫できないなんてこともあります。
なんとか農薬は使わずに、害虫を寄せ付けない良い方法はないか…
そんな時に試してみていただきたいのが、今回ご紹介する「元気丸」。
ネットや寒冷紗をかけていない場合、または背の高くなる野菜でも害虫予防が可能な元気丸についてご紹介します。
元気丸というのはプロ農家の加藤氏が伝授しているもので、酢を使った殺菌効果と、虫の嫌がる唐辛子とニンニクのにおいで、植物を元気にしながら害虫予防をするという、2つの効果が期待できる自家製散布液です。
主成分はご家庭にある食品から作ることができますので、家庭菜園でも安心して使用できます。
安全な反面「元気丸」は殺虫効果があるものではありません。
よって害虫発生後には効果は期待できないことを理解しておきましょう。
また私が元気丸を使って植物に変化が起きたことはありませんが、苗が小さい・または弱っている場合などには酸に対して影響が出てしまうことも考えられますので、それなりに成長してから使用するようにしてみてください。
■用意するもの、材料
・250mlの容器 2つ(密閉できる瓶がおすすめ)
・スプレー容器 (霧になるタイプ)
・焼酎
・ニンニク半分
・唐辛子 5~10本
・酢
・木酢液(もくさくえき)
木酢液はご家庭にはないと思いますので、園芸用品店かネットで手に入れてください。
安価すぎるものは粗悪品が多いので、それなりにしっかりとしたものを購入しましょう。
■作り方
もう一つの容器に、皮をむいたニンニクと木酢液を入れます。
木酢液が原液タイプの場合は、5~10倍程度に希釈してください。(効果次第で濃くしてもよいと思います)
これを1ヵ月寝かせて原液は完成です。
■元気丸の使用方法
500mlの水に対して焼酎液を2.5ml、木酢液を2.5ml、酢を2.5ml入れてよく混ぜます。
これをスプレー容器に入れて、1週間に1度を目安に、葉の表面と裏側両方にたっぷり噴霧します。
予防液となりますので、必ず害虫発生前から使用しましょう。
試用期限としては、しっかり密閉していてニンニクや唐辛子にカビなどが生えていなければかなり長期で使用可能です。
1年は普通に使用することができます。
ただ2年以上経つとこんな色になります。
2年以上使用するのは控えたほうが良いかと思います。
作りなおしましょう。
私の家庭菜園における経験から言えることは、害虫は発生させないことが何よりも大切だと痛感しております。
虫たちは1度野菜を見つけると、その場所を覚えて何度も襲来してきますから、ネットや寒冷紗と元気丸をうまく併用して、野菜に近づけないことを心掛けましょう。
そしてなるべく農薬を使わない、無農薬で安全な美味しい野菜作りを目指しましょう!