新築の庭で家庭菜園ブログ
家庭菜園を新築住宅の庭ではじめた野菜の育て方ブログ

じゃがいもの種芋の植え方(男爵芋)

カテゴリー:じゃがいも男爵芋の育て方 投稿日時:03月27日 

じゃがいもは家庭菜園でも簡単に栽培可能な野菜ですが、普通の野菜と違い「種芋」から育てるという特徴があります。
この種芋は2月の初めから3月ころにホームセンターで売られていますので、時期さえ間違わなければ簡単に手に入れることができます。
今回は「男爵芋」の種芋を使って、種芋の植え方から、じゃがいもを育て方をご紹介していきたいと思います。

じゃがいもの種芋を植える時期

じゃがいもの種芋を植える時期としては2月後半~3月初めがベストです。
男爵芋種芋の植え方
2月に早植えしたからといって、じゃがいもを早く収穫できるということはありませんので注意してください。
これはスーパーで買ったじゃがいもを想像していただければ分かりやすいと思うのですが、じゃがいもは放っておくと芽がでますよね?
新聞紙でくるんで保管していても、ビニール袋に入れていても、むき出しのままでも芽は出てきます。
つまり土の中にあろうが、家の中に置いてあろうが「暖かくなると」自然と目を出すのがじゃがいもという野菜。
逆に言えば寒いところでは芽は出しません。
3月でも4月でも、気温が低ければ植え付け適期に植えたとしても芽が出ないのがじゃがいもなのです。
ですから、早植えには意味が無いのです。

じゃがいもを早植えした際のデメリットがもう1つ。
それは、植え付けをした後に雨が続くと、種芋が腐ってしまう可能性があることです。


基本的にじゃがいも栽培に水やりは必要ありません。
しかし雨が降ってしまうのは仕方ないこと。
その雨が2日以上続き、土中の水分量が多くなってしまうと、せっかく植えた種芋が腐り始めることがあります。
これは種芋に限らず、収穫したじゃがいもを湿度の高い場所で保管すると腐ってしまうのと同じです。
つまり、種芋を植えて芽が出る(発芽)までの期間が長ければ長いほど、雨で腐ってしまうリスクは高くなります。

2月に植えても芽が出るのは3月の終わり、3月はじめに植えても芽が出るのは3月の終わり。
早植えは避けて、天気予報の10日間予報などを頼りに植え付けを行うと良いでしょう。

種芋の植え方

まずはじゃがいもを育てる土ついて。
じゃがいもの栽培には肥料分が少ない土が良いとされていますので、冬の間に堆肥や腐葉土を透き込んだだけの土で十分です。
事前に石灰などを撒く必要はありません。

それでは男爵芋の種芋の準備から始めていきましょう。
種芋は大きさが不揃いで、とても大きいものから小粒なものまで色々と入っています。
大きい種芋と小さい種芋

小さいものに関してはこのままで良いのですが、大きい種芋を使う場合は、半分に切ってから使用するようにしましょう。
種芋を半分に切る
このような感じで、「芽」の部分が均等に分かれるように切ります。

これを乾燥した日陰で、2~3日乾燥させ表面の水分を飛ばします。
種芋の断面を乾燥させる
こうすることで種芋が腐りにくくなります。

種芋の表面がカサカサしてきたら、いよいよ種芋を土に植えていきます。
じゃがいもを植える場所に10cm~15cm程度の溝を掘り、種芋の切断面を下にして置いていきましょう。
種芋の植え方
種芋と種芋の間隔は30cmを目安として下さい。

種芋を置いたら、種芋の部分だけに土を被せます。
そして種芋と種芋の間に軽く化成肥料を撒きましょう。
種芋の間に軽く化成肥料を撒く
こうしておくと根が伸びてきたころに、肥料が効くようになります。
先ほども述べたように、じゃがいも栽培にはそれほど肥料は必要ありませんので、あまり多くは撒かずに軽く撒く程度で大丈夫です。

これであとは暖かくなるのを待つだけ
水やりの必要もありません。

そして最高気温が15度~20度くらいの日が続くと…
一斉にじゃがいもの芽が出始めます。
男爵芋の発芽
3月20日、男爵芋の発芽を確認。
同時に2つの芽が顔を出しました。

じゃがいもの成長は早く、5日後にはしっかりとした葉になります。
発芽から5日後の男爵芋
写真奥に3つ目の芽も発芽しています。
このように植えた種芋の「芽」の数だけ発芽しますから、「大きい種芋は切らないといけない」という理由がお分かりいただけたかと思います。


出過ぎた芽については、この後に行う「芽かき」で数を調整しますので、今は成長を見守りましょう。
この芽かきの作業についてはじゃがいもの芽かきをする理由と芽かきのやり方でご紹介しています。

こちらの記事も読まれています


新築の庭で家庭菜園ブログのツイッター
家庭菜園ブログを最初の記事から見る