ほうれん草は比較的成長が早く、すぐに収穫できる野菜。
9月頃から栽培できれば30日~40日で収穫、11月頃からだと60日~で収穫が可能です。
収穫までの期間が長くなりますが、冬の寒さにあたった方がほうれん草は甘くなります。
また私の経験談ですが、収穫を早くしたり遅くしたりタイミングを変えることによっても、少し食感が変わる気がしています。
ほうれん草はこちらのほうれん草の種まきと育て方でもご紹介したように、真夏を避ければ栽培はいつでも可能です。
9月に入り気温が落ち着いてきたときに1回目の種まきをして収穫。
再度10月下旬に2回目の種まきを行うと、秋~冬にかけてほうれん草を2回収穫することができます。
前回は種まきから発芽までをご紹介しましたので、今回はほうれん草が成長する様子をご紹介したいと思います。
まずは9月上旬に種まきをしたほうれん草がこちら。
20日ほどで、これくらいの大きさになります。
そしてこちらが10月初旬。
種まきから1ヵ月程度です。
一枚一枚の葉が大きくなり、よく見かけるほうれん草の形になってきました。
約50日が経過して、いよいよ収穫時期です。
高さでいえば、一番長いところの葉が30cmくらいになった頃が収穫時期でしょうか。
多少品種によって違いはあると思いますので、種のラベルなどで確認しておきましょう。
大規模農家さんでは、収穫のしやすさや時間効率を考えて鎌を使い根元から切るようですが、家庭菜園の場合は根元を持ってそのまま引き抜きましょう。
手で簡単に収穫ができます。
ただ、茎が折れやすいので力の加減には注意してください。
もし収穫をしてすぐに食べないのであれば、濡らしたキッチンペーパーを根に巻きつけておくと、新鮮さがキープされます。
こちらは上手く育ったほうれん草の根。
私個人の感想ですが、ほうれん草は収穫を早めると軟らかい葉の食感が、収穫を遅らせるとシャキシャキの食感が得られるような気がしています。
個人的には軟らかいほうれん草の方が好きなのですが、ラーメンなどに使う場合はシャキシャキほうれん草が良いかもしれませんね。
皆さんも家庭菜園だからできる、お好みの収穫時期を探してみてはいかがでしょうか?
冬撒きのほうれん草については、こちらの冬のほうれん草の成長と収穫までの期間でご紹介しています。