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とうもろこしの雌花が出ない!?

カテゴリー:とうもろこしの育て方 投稿日時:06月16日 

6月になり、自宅近くにあるいくつかの畑で、とうもろこしが雄花を咲かせているのが目にとまるようになりました。
私が家庭菜園で育てているとうもろこしも、順調に雄花を咲かせました。
しかし雄花は咲きましたが、まだ雌花がありません。
「あれ!?雌花が咲かないっ?」と焦っている方もいるかもしれないので、とうもろこしの雌花についてご紹介したいと思います。

とうもろこしの成長と雄花の開花

まずは、ここまでのとうもろこしの成長からご紹介します。
最初に5月20日ごろの様子。
5月20日のとうもろこし

そしてこちらが、その翌日。
1日で大きくなるとうもろこし
かなり速いスピードで成長しているのが分かります。

そして6月に入り、雄花が顔を出しました。
とうもろこしの雄花

丈は1メートルくらいでしょうか。
丈が伸びたとうもろこし

そして雄花も順調に伸びていきます。
順調に伸びる雄花

6月10日の雄花。
6月10日

少しずつ花が開花してきて、雄花が白く見えるようになってきました。
とうもろこしの雄花が開花を始める

雄花が広がるように咲いていきます。
雄花が広がる

そしてよく見かける「とうもろこしの先端の形」になりました。
とうもろこしの先端
綺麗に雄花が咲きましたが、この時点ではまだ雌花は咲いていません。

とうもろこしの雌花はどこから咲くか?

とうもろこしの雌花は、株の中腹あたりに付きます。
とうもろこしの雌花が咲く位置
上の写真あたりです。

1日経つと、鋭角に芽が伸びてきて、
2日目の雌花

たった2日で、雌穂(とうもろこしのヒゲの部分)が姿を現します。
とうもろこしの雌花(雌穂)

このように雌花が雄花よりも下に咲くことで、雄花の花粉が上から降りかかるような形になり、受粉となる仕組みです。
つまり、雄花が先に咲かないと花粉を降らしても受粉させることができないので、先行して雄花、後から雌花が咲く仕組みとなります。

よって、とうもろこしの雌花が出てこない場合に考えられる原因はタイミングの問題である可能性が高いです。


こちらは雄花の開花直後。
とうもろこしの花粉
直下の葉の上に花粉が溜まっていて、すでに花粉を降らしている様子が分かります。
少し揺らしただけでも沢山花粉が落ちてくるので、基本的には風が花粉を運び、自然に受粉する形になります。

つまり、冒頭の「雄花が咲いたのに雌花が咲かない」という答えは、とうもろこしの受粉の仕組みにありました。
元気に育っているのなら、この後必ず雌花はでてきますから、安心して待っていましょう。

もし時間がたってもとうもろこしの雌花が出てくる様子が無ければ、肥料切れや密集のし過ぎで子孫を作る栄養が足りていないのかもしれません。
とうもろこしは肥料食いなので、追肥を忘れずに育てていきましょう。

次回は、とうもろこし栽培で一番の難所、とうもろこしの収穫時期の見極めをご紹介します。

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