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ナスの葉に白い点ができた時の対処方法

カテゴリー:ナスの育て方 投稿日時:07月03日 

なすを育てていると、葉に白い点々が出来ることがあります。
病気のようにも見えるが、株は元気に育ち実も収穫できている…。
何か対策をした方が良いのか?原因は何なのか?よくわからないという方も多いと思います。
今回は、そんな謎のナスの葉にできる白い点についてご紹介します。

白い点は傷が付いた跡

まず結論から言うと、ナスの葉に出来る白い点は病気ではなく、害虫によって食害された跡となります。
ナスの葉に白い点
食害と言っても葉をまるまる食べられるのではなく、葉から養分を吸われた時にできた傷と考えてください。
ただ上記写真くらいの被害であれば、光合成もできますし、葉が枯れる様子などもないのでまだ問題ありません。

問題は、原因害虫を野放しにすることで、個体が増えた時に一気にやられてしまうということがあるため、葉に白い点の発生を確認したら、しっかりと害虫を駆除を行いましょう。

原因となる害虫は?

ナスの葉から養分を吸い取る害虫はいくつかいます。
アブラムシハダニアザミウマ(スリップス)などです。

これらの害虫はかなり小さく、目視が難しいことが「病気かも!?」と勘違いしてしまう要因となります。
ナスの葉の裏面
葉をめくってみても、アブラムシなどの虫は見えません。

では対処方法はどうしたら良いのか?

葉に水をかける「葉面散布」という原始的な方法があるのですが、これは効果がありません。
害虫を殺すことはできないですし、翌日にはまた枝をのぼり始めることでしょう。

また、でんぷんを使い「とろみのある液」で窒息させる方法もありますが、葉の呼吸も妨げてしまうのでおすすめできません。

確実な対処法は、マスキングテープを使った方法です。

マスキングテープを葉の表と裏、全体をペタペタとくっつけたり剥がしたりを繰り返します。
マスキングテープを葉にくっつける
害虫がいる所いない所関係なく、何も意識せずに適当にペタペタ。
柔らかい新芽のあたりは特に入念にペタペタします。

すると、何もいないように見えていた葉でも、こんな感じで原因の害虫がくっついてきます。
マスキングテープにくっついたアブラムシ
よく見るといろんな色の虫が付いていますが、どうやら原因はアブラムシやアザミウマのようでした。


これを2日~3日程度やっていると個体数が激減して、新たに葉にできる白い傷跡はほとんどなくなります。
簡単で手も汚れませんので、ぜひマスキングテープによる害虫駆除を試してみてください。
ナスは丁寧に育てればかなり長い期間収穫できます。
日々の観察を行いながら、丁寧に育てていきましょう。

次はナスの収穫量を増やす育て方をご紹介します。

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