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土にできる白いカビについて

カテゴリー:土作り・準備 投稿日時:04月08日 

家庭菜園を行っているとたまに見かけるのが、土の表面にできる白カビ
はじめて白いカビを見ると「なにかヤバいんじゃないか?」と考えてしまいますよね。
まずはその原因からご説明します。

白いカビができる原因

ほとんどの場合、土作りを行った数日後に見られたり、有機質の肥料をあげたあとに白いカビが出てきます。
与えた肥料や培養土には「有機物」が含まれているので、土の濡れた状態が続いたり、湿度が高い(もしくは通気性が悪い)とカビが発生しやすくなります。
環境的にはお風呂などに発生するカビと原理は同じですね。
土にできた白カビ

土の中には土の表面にできる白カビだけでなく様々なカビや微生物がいて、有機物の分解を行ってるのですが、家庭菜園でいうところの有機物とは、植物や生物(糞など)から作られた肥料が有機物にあたります。
植物は有機物そのものから養分を吸収するのではなく、このカビや微生物が有機物を分解し増殖、そして死滅を繰り返すことで植物が吸収できる養分と変化していきます。
よって白カビが発生することは微生物が増殖中という証拠であって、植物や土に悪い影響があるというわけではありません。


ちなみに化成肥料を与えた時に白カビがでたというのは、私自身あまり見たことがありません。
化成肥料はもともとは自然界に存在するものを植物が吸収しやすいように人工的にバランスを整え、人間が使いやすい肥料にしたもので有機肥料とはちょっと違います。
ただ化成肥料が化学肥料ということではありません。

つまり白いカビが生える肥料や土というのは、上記で説明したように有機肥料が含まれた肥料や土で、カビや微生物による「分解工程が済んでいる肥料」と考えるべきでしょう。

白カビの対処法

土作りを行って白カビが出た場合は、堆肥などの混ざりが十分ではない可能性がありますので、野菜などが植わっていなければもう一度しっかりと土を耕してください。
そして肥料分が落ち着いてから植え付けなどを行いましょう。

すでに栽培中の土やプランターに白カビが発生した場合は、一度土を乾燥させれば発生は落ち着いてきます。
逆に言うと、土の排水性や空気の通気性などを見直した方が良いのかもしれません。
落ち着いてきた土の白カビ

また原因の中にも書きましたが、有機物の分解が終わればカビの役割も終わりますので安心して大丈夫ですが、どうしても見た目が気になるという場合には、その部分だけ土を取り除いても大丈夫です。

次は、家庭菜園を始めるときに揃えたい道具10選をご紹介します。

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