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人参(ベーターリッチ)が発芽するまで

カテゴリー:人参の育て方 投稿日時:08月02日 

家庭菜園における人参の育て方で、最大の難関と言えるのが種の発芽
発芽さえしてしまえば後の管理は楽なことから、「人参栽培は発芽させてしまえば工程の50%が終わる」と言われています。
その難易度の高さから、「人参が発芽しない」とお悩みの方も多いはず。
そんな人参の種が発芽しなくて悩んでいる方や、これから人参の種蒔きする方に、人参(ベータリッチ)の発芽までの成長過程をご紹介します。

なかなか発芽しない!?

前回の記事(人参(ベーターリッチ)が発芽するまで)において、発芽しやすい種まきのやり方をご紹介しました。
HB-101を使用することで、通常よりもずっと発芽確率は高いと思います。

こちらが種まきをした時の様子。
人参の種まきした時の様子
約1~1.5cm間隔で種をまきました。

人参の種を発芽させるためには、絶対に土を乾燥させてはいけません
6月~9月の間に種まきをしたのであれば、毎日2回以上の水やりは欠かせません。
もし水やりができない日があらかじめ分かっているのであれば、種まきは延期してスケジュールを調整しましょう。
それくらい乾燥は禁物ということです。

土を乾燥させないように小まめに水やりをして3日。
人参はそう簡単には発芽してくれません。
「人参栽培はそう簡単ではないな…」と理解しはじめるころです(笑)。

毎日2回以上、ホースのノズルをミストタイプに切り替えて優しく水やりを続けましょう。
(ジョウロだと水の勢いが強くて、種が流れてしまうかもしれません。)
人参の種が発芽まで、ここがふんばりどころです。

そして土を乾燥させずに待つこと4日目。
人参の発芽
ついに人参の発芽を確認しました!
この4日間、見事な晴天続きで土の水切れが早くヒヤヒヤしていましたが、無事に人参の種を発芽させることができました。


人参の発芽後の様子

種まきを行ってから5日後。
人参の種まきから5日後
次々と発芽をしていったのですが、よく見てください。
約1~1.5cm間隔で種まきをしたのにもかかわらず、発芽している間隔はそんなに狭くないですよね?
そう、これが人参の発芽率の悪さなんです。
わざとキツめに種を撒いたのはこれが理由で、これくらいの間隔で発芽してくれて、ちょうど良い間隔となる訳です。

さらに種まきから10日後。
人参の種まきから10日後
さらに発芽が進んで、結果的には種を撒いた数の2/3ほどが発芽となりました。

一方で、こちらの写真のように不自然に発芽しなかった場所もあります。
人参が発芽しなかった場所
単純にここだけ発芽しなかったということなら良いのですが、違う可能性もありえます。
その答えは、次のページでご紹介したいと思いますので、読み進めてみていただければと思います。

上手く発芽しなかった場所には「他の場所で発芽したものを移植すれば?」と思うかもしれませんが、人参は根菜類なので根へのダメージは禁物です。
根が伸びていないところまで掘り返して土ごと移植という方法もあるかもしれませんが、そんなに株間も広くないですし、掘り返す時・植える時、他の株の根を傷めてしまうかもしれません。
人参は植え替えリスクが高いので、発芽しなかった場所は仕方ないと諦めるか、再度種まきをしてみましょう。

そして種まきから15日目、発芽から10日目。
人参の発芽から10日後
成長の良いものは本葉ができはじめ、多少成長の差が見えてきています。
もう少し大きくなったら1回目の間引きを行いますが、その時に成長の悪いもの・遅いものを間引きしていく予定です。
そちらはまた後の記事でご紹介したいと思います。

さて、人参栽培の最大の山場である発芽を無事に終え、あとは今後の成長を手助けしてあげるだけです。
早くも収穫までの道筋が見えてきました!


もし発芽が上手くいっていないようであれば、下記の点を注意してみてください。

人参の種が発芽しないのは…
HB-101などの発芽を促進する肥料を与えていない
水やりを忘れて、土を乾燥させてしまった

もし1週間以上経過しても発芽しないということであれば、土作りから見直して、人参(ベーターリッチ)が発芽するまでを参考に再度種まきを行ってみてください。
それでも発芽しなかったら気候に問題があるかもしれません。

次回は人参の葉が無くなった?人参の葉を食べる害虫をご紹介します。

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