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ナスの茎が白くなったり葉がシワシワになる症状

カテゴリー:ナスの育て方 投稿日時:08月29日 

ナスの露地栽培を行っていると、ナスの葉が固くシワシワになったり、茎が白くなることがあります。
特に成長点近くの若葉がシワシワになることが多いのですが、これは肥料の与えすぎ(肥料過多)ではありません。
間違えやすいので、対処法を見誤らない様に注意が必要です。
今回はナスの茎が白くなる症状についてご紹介します。

原因はチャノホコリダニというダニの仲間

茎が白くなったり、葉が固くシワシワになるのは、チャノホコリダニというダニの仕業です。
ダニというくらいですから肉眼で見ることは難しく、結局被害が出てから発生に気付くことになります。

一番最初の症状は、成長点にある若葉が大きくならずにシワシワになること。
ナスの葉がシワシワに
次に葉が固くなり、触っただけでちぎれてしまう状態。
最後は、葉の形が左右対称ではなく奇形してしまいます。
ナスの葉の奇形

どうやらこのチャノホコリダニはナスの若葉を好む傾向があり、若葉の段階で養分を吸われたり葉を傷つけられてしまうと、葉がシワシワのまま大きくなったり、奇形して大きくなってしまいます。

症状が進むと茎部分も白くなり、最終的にナスのヘタまで白くなっていきます。
チャノホコリダニナスのヘタの被害
株全体に広がる訳ではなく枝の先端を中心に被害が広がっていくので、枯れてしまうというよりは、収量が減っていくという被害になります。


チャノホコリダニ対策

肉眼で見えない分、防除ということは難しいので対処法となります。
まずはシワシワになった葉や、白くなった茎がある場所を切り落としていきましょう。

次に、若葉が芽生えている場所を中心に、マスキングテープを使って残っているチャノホコリダニを退治していきます。
肉眼で見えないので、根気良く若葉をペタペタしましょう。
こちらのアブラムシの対策と駆除方法と同じ要領になります。

続いて、大量の水でチャノホコリダニを洗い流していきます。
上からジョウロやホースで水を流しながら、手で洗い流していく感じです。

最後に、害虫に負けない強い株にするためにHB-101を葉面散布していきます。
HB-101は葉面散布しても、花に影響の出ない自然由来の液体肥料。
植物にミネラルを補給するだけでなく、土中の微生物を活性化させることで、土から植物を元気にするという安全な肥料となります。

ですから、チャノホコリダニの被害で元気が無くなったときだけでなく、ナスの葉が丸まるときの対処法でもご紹介したように、なすの様々な問題を解決してくれるHB-10は万能肥料です。
家庭菜園をする方なら、家庭用に1本は常備しておくことをお勧めします。



これらの対策を行い、これから出てくる新芽が被害に合わず、ちゃんとした葉に育てば問題は解決となります。
大抵の場合この方法で被害は収まっていくはずですが、もしも症状が続くようなことがあれば、再度マスキングテープの作業から繰り返し行ってみてください。
それでも治らなければ農薬、もしくは被害が広がる前に撤収ということも視野に入れる必要があります。

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