新築の庭で家庭菜園ブログ
新築戸建て住宅の庭で家庭菜園をはじめた野菜の育て方ブログ

庭土を使った家庭菜園の土作りや土壌改良

カテゴリー:土作り・準備 投稿日時:01月20日 

今回は「家庭菜園ができる土」にする為の土作り工程をご紹介します。
カチカチの庭の土を、堆肥や肥料、石灰などを使い野菜が育つための土にする作業を、1からご紹介したいと思います。

前回の工程(新築住宅の庭で家庭菜園を始める!)を参考に、まずは余計な石やごみは取り除いておいてください。
今回ご紹介する土作りは、前回の「耕す」工程とは違い野菜や植物を育てるため、もっと言えば家庭菜園を「成功」させるためのとても大事な工程です。
初心者の方にもわかりやすいように説明していますので、ぜひ参考にして下さい。

庭土を家庭菜園できる土に変える完熟堆肥

野菜作りの基本となる土。
これをしっかりと作り上げることが、野菜作り成功のポイントです。
当然ですが住宅の庭は野菜作りをするために作られた土ではありませんから、そのままでは植物に必要な栄養分はほとんどなく、ただカチカチな粘土質の土となります。
このカチカチの土を野菜の育つフワフワの土に変えるためには、主に2つの堆肥を使っていきます。


まずは皆さん想像付くであろう動物のフンから生成された堆肥を使用していきます。
しっかりと完熟した堆肥を土に混ぜることで、堆肥に含まれる有機物(微生物)が土の団粒化を促し、野菜作りに適した土に変化していきます。

団粒構造とは?
団粒構造ってなに?と思われた方も多いと思いますが、とっても簡単に説明すると「土の粒が集まった野菜作りに適した土」ということになります。
野菜作りに適した土というのは、意外にもサラサラで粒子の小さい土よりも、ある程度3mm~5mmほどの塊になった土のほうが良く育ちます。
その理由は、土が一粒一粒細かくバラバラの状態だと、粒と粒が密着してしまい隙間ができず空気(酸素)が浸透しません。
一方、土が集まりひとつひとつの粒が大きくなると、粒と粒の間に隙間ができて水や空気(酸素)、さらには植物が根を伸ばしやすいというメリットが生まれるのです。
このような土が小さな塊となっている状態のことを団粒構造と言います。

少し話がそれますが…
こういう詳しい話より「とにかく早く土作りを終えたい!」とお考えの方や、「手っ取り早く有機質肥料を、一度で加えたい」という方には、こちらのバイテクバイオエースがおすすめ。

バイテクバイオエースは微生物肥料で、鶏糞やおがくずをベースに有効微生物を加えた有機物肥料となります。
1平米あたり300グラムを混ぜ込むだけで、土壌改良を促しつつ養分も補給、そしてなんと酸度調整にも効果があるという優れもの。
取り扱いは実店舗には少なく、ネット販売がメインとなっています。
お値段は3000円~と少しお高いのですが、とにかく楽して土を作ってしまいたいという人にはおすすめの商品。

さて話を戻しまして、上記で触れた「有機物(微生物)が土の団粒化を促す」という現象、家庭菜園が初めての方は少しイメージがしにくいかもしれません。
どうして土と土が結びつくのかというと、土中に微生物が沢山いると、その微生物は生命活動の中で分泌液などを排出します。
その分泌液が土と土を結びつける「のり」の役割をはたし、土どおしが結びつき土の団粒化が進むということになるのです。
ちょっと簡単な説明すぎますが、少しイメージできたでしょうか?

まとめると、有機物を含む堆肥の投入は団粒化を促し、植物が育つ良い土にしてくれる。
つまり有機物(微生物)は野菜作りにとって不可欠な存在と言うこと。
家庭菜園用完熟堆肥
堆肥を土に混ぜることは、水はけ、また水もち、肥料の効きまでもがよくなりますので、完熟堆肥は必ず使用するようにしましょう。
特に一番最初の年の土作り(新築時の庭の状態)では野菜作りに適した土からは程遠いですから、1平米あたり2袋~3袋以上と、かなり多めに投入したほうが良いです。
家庭菜園を始める際の土や堆肥の大量買いですが、ホームセンターでの購入や運搬はかなり大変になるなので、初回に関してはまとめてネットで届けてもらうのがおすすめです。

堆肥は必ず「完熟」と書いてあるものを使用します。
そうでないと土と混ぜてから発酵が始まってしまい、土の温度が上昇。
野菜を作るどころではなくなってしまいますので。

2つめの堆肥ですが、「バーク堆肥」という堆肥を使用します。
初心者の方だとあまり聞いたことのない名前かもしれません。
バーク堆肥は植物からできた堆肥で、主に木の皮を発酵させたものとなります。
動物性堆肥同様、微生物などを多く含んでいるので土に良い働きをもたらすのはもちろん、バーク堆肥には木の皮の形を保っているものも多く、中には大きいもので10cmくらいの塊のまま残っているものもあるのが特徴です。
こうした大きな塊は土の中に隙間を作り、土に酸素を供給したり、水の流れ道を作ってくれる大切な働きをします。
ですから最初の土作りの際は、動物性堆肥だけでなく、バーク堆肥も必要となります。

バーク堆肥の投入量としては1㎡あたり1袋と言った感じですが、1番最初に限っては、この2倍近くは投入してもらったほうが良いと思います。
動物性堆肥との割合は、完熟堆肥を7、バーク堆肥3、くらいの割合で庭土に混ぜ込むと良いと思います。

土作り時に投入したい有機質肥料

有機質肥料のすき込み

上記でご紹介した堆肥にも色々な成分が入っているのですが、さらに個別で投入しておきたい堆肥や肥料などをご紹介します。
私は毎冬にこれらの堆肥・肥料を土に混ぜ込み、これからはじまる1年の基礎となる土にしています。

牛糞堆肥
団粒構造を促進させてくれます。
その名のイメージ通り有機物をとても多く含んでいますので、土作りでは必須といえます。
ただし肥料としての効果は弱いので、あくまで土のための堆肥となります。
家庭菜園の場合は、近所迷惑にならないよう臭いがほとんど無いペレットタイプがお勧めです。

鶏糞堆肥
堆肥でありながら肥料分も多く持ちあわせているのが鶏糞。しかも安い!
土の中で発酵がおこることがありますので、すぐに植物を植えるのは避けなくてはいけません。
使い方としては、追肥(後から与える肥料)というよりは土作りの時点で加えておくと効率的です。

骨粉
家畜の骨を細かく砕いた有機質肥料になります。
果実などを甘くしたりおいしくするリン酸を多く含みます。
効果がでるまでに時間を必要としますので、これも土作りの時に一緒に加えてしまうのが良いでしょう。

油粕
さまざまな油を作る際の残りの部分です。
植物を成長させたり葉を大きくする窒素が多く含まれています。
骨粉との併用で肥料分のバランスがとれます。
こちらも投入後すぐの植物の植え付けはしない方が良いので、土作りと同時に加えてしまいます。
なるべく「発酵」と書かれた油粕を選びましょう。

これらの堆肥と肥料分をしっかり深くまで混ぜながら耕し、2~3週間ほど寝かせておけば自然派の立派な家庭菜園の土の出来上がりと言えるでしょう!
次は、育てたい野菜ごとに行う土の酸度調整土のpHの測り方に進みましょう。


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