こちらでは、家庭菜園を始めるときに揃えておきたい道具についてご紹介します。
ご紹介する道具は、全て私が実際に購入して使っている道具となりますので、自信をもってオススメします。
また「家庭菜園で上手く野菜が育たない」というときにも、足りない道具を揃えてみるとうまくいくかもしれません。
1番最初は、絶対にあった方が良い防虫ネット!
家庭菜園による失敗の原因は、害虫による食害や、害虫を媒介とする疫病などです。
これを防ぐためには防虫ネットが欠かせません。
特に葉物野菜には絶大な効果を発揮します。
次に紹介する「ダンポール」と一緒に使用しましょう。
防虫ネットを被せるために使う、トンネル用の支柱です。
ホームセンターなどでは既に丸く曲げられた支柱が売っていて私も使用していたのですが、野菜に応じた高さに変えられなかったり、沢山揃えようとすると単価が高く、あまり納得して使ってはいませんでした。
家の近くにある農家さんの畑を見てみても、市販の曲がった支柱を使ってトンネルをしているのは見たことがなかったのも疑問でした。
そして最近知ったのが、幅や角度を自由に変えられる「ダンポール」という支柱。
これこそ農家さんが使っているトンネル用支柱でした。
このダンポールという支柱は自由自在に形を変えることができるため、高さの出る野菜には高く、横に広がる野菜には広くと、都度角度を調整することが可能となっています。
また強い反発性があるため、使用後は元の棒状に戻り、まとめておけば場所も取りません。
プロの農家さんだけでなく、家庭菜園においてもうってつけの道具だと思います。
※楽天だとバラ売りしているショップもあります。
意外とジョウロを使って家庭菜園をしている方も多いのではないでしょうか?
ジョウロは良くも悪くも、水の勢いを変えることができないため、あまり野菜の栽培には向いていません。
散水用のホースを使うと、種まき時は種が流れないようにミストタイプにしたり、拡散タイプにして葉についた虫を落としたりと様々な使い方ができます。
1度購入すれば数年は使えますし、洗車や庭の掃除にも使えますから、家庭菜園を始める際には必ず用意しておきましょう。
農作業と言えば鍬(くわ)。
一度使えば、その作業効率がわかります。
スコップやシャベルは「掘る」ことが目的で、土を細かく粉砕するのには向きません。
一方鍬は、スコップよりも軽量で土を耕すことに特化しています。
追肥(後から与える肥料)をした際にも、土をかき混ぜるのが楽になります。
また上から振り下ろすだけで土に刺さってくれるため、スコップよりも労力も少なくて済みます。
ただ家庭菜園を始める際は、庭土を掘り起こすためにも「スコップ」と「鍬」の両方があったほうが良いと思います。
野菜の栽培に欠かせない肥料です。
実の肥大に欠かせない追肥(あとから与える養分)としてはもちろん、元肥と呼ばれる土作りの際に入れる肥料としてもほぼ100%使用します。
化成肥料にもいくつか種類がありますが、成分の偏りのない「8-8-8」と呼ばれるものを常備しておけば困ることはありません。
初心者から経験者へとレベルアップできるアイテム、それがマルチシート。
地温を維持したり、水の蒸発を抑えたり、雑草の発生を抑制したりと、良いこと尽くめ。
マルチシートを使うのと使わないのとでは、生育に大きな影響がでます。
これも家庭菜園成功には欠かせない道具の一つです。
マルチシートを使う際に必要となる杭です。
土を被せてマルチシートが飛ばないようにする方法が一般的ですが、それには広いスペースと余剰土が必要となります。
この杭があれば簡単にマルチを固定できますし、マルチを埋める必要もないので短時間で畝が作れるようになり、省スペース化にも一役買ってくれます。
あると便利なアイテムの1つ。
家庭菜園で使用する普通のマルチシートには、苗を植え付けるための穴は開いていません。
(穴が開いているマルチシートは広範囲用です)
カッターやハサミで穴を開けても良いのですが、この穴あけ器を使うと、マルチの穴あけだけでなく植え付け箇所の土まで取ってくれます。
1度使うとその便利さに驚きます。
ぜひ持っておきたい道具の1つです。
参考:マルチ穴あけ器の使い方
収穫や摘芯、わき芽取りなど、家庭菜園において「切る」という作業は多く存在します。
普通のはさみではダメということはありませんが、家庭菜園用のハサミは物質を挟むのではなく、植物へのダメージを少なくなるように刃が設計されているものが多いです。
必要となる機会も多いですから、屋外においておける専用ハサミを、1本は持っておいた方が良いでしょう。
家庭菜園による野菜栽培の成功を左右する害虫対策。
野菜を食害する害虫は夜~朝にかけて活動する虫が多いため、人間が活動する日中に捕獲できないこともあります。
無農薬で、しかも簡単に害虫を捕獲したい場合は捕獲トラップの設置が大変有効です。
上記でご紹介した1番の防虫ネットと、こちらの害虫トラップを仕掛けておけば、葉物野菜であっても、かなりの確率で収穫までたどり着くことができます。
お庭の面積がある程度広くて屋根が無い環境なら、簡易ハウスを作ると栽培成功率が飛躍的に上昇します。
簡易ハウスがあれば、害虫や雨風はもちろん、冬でも安定して野菜を育てることができます。
簡易ハウスを作るのに必要な部材は、広さに応じて大きさを変えられる、組み立て式パイプ支柱がオススメ。
私が建てて使っているハウスも、パイプ支柱をカスタマイズして作ったものです。
1万円もしないで、しっかりとしたハウスを建てることができます。
夏は防虫ネットで、冬はビニールで覆うことで、中の温度を調節することが可能です。
次に、私のように種から栽培し育苗することが多い方は、育苗用ハウスがあると便利です。
こちらはベランダにも置くことのできるドーム型ハウスです。
小さくて場所を取らないので、冬場の育苗に大変便利です。
すのこの台などを入れて2段3段にすれば、大量の苗も安全に育てることができますよ。
最後は、栽培中の野菜の追肥をついつい忘れてしまう方や、毎日畑に行けないないという方向けの肥料「緩効性のぼかし肥料」です。
私が使用しているのは100%天然由来の有機肥料で、乳酸発酵させたかし肥料となります。
効果は120日ですから、植え付けと同時に使用すれば、ほとんどの野菜において収穫まで追肥なしで栽培が可能になります。
もちろん、野菜だけでなく花や果樹にも最適。
鉢植え栽培の場合は、半分に割って使用すると良いでしょう。