今回はブロッコリーの収穫までご紹介します!
苗の定植後の様子から、ブロッコリーの食べる部分となる花蕾(からい)のできる様子、そして収穫するまでの成長の様子を、写真付きでご覧ください。
ブロッコリーの育て方として難しいところありませんが、家庭菜園においてブロッコリーを無農薬で育てる場合、害虫との闘いに勝てるかどうかがカギとなります。
害虫対策については、内容をまとめた記事を用意していますのでブロッコリーの害虫対策をご確認いただければと思います。
それでは、ブロッコリーの成長の様子をご紹介していきます。
まずこちらは植え付けを行って10日後のブロッコリーとなります。
葉も大きくなってきて、無事に根付いたことを確認できました。
さらに10日後(定植から20日後)。
一気に葉が大きくなりました。
ブロッコリーは葉が横に大きく広がりますので、しっかりとした株間が必要になります。
そして植え付けから1ヶ月ほどが経過。
真ん中に小さい花蕾(収穫する部分)を確認することができました。
多くの養分を必要とするタイミングとなりますので、追肥(後から肥料与えること)を行います。
化成肥料を軽く一握り、グルっと株のまわりに撒きましょう。
まわりの土となじませるのと同時に、株が大きくなり倒れやすくなっているので、株もとへ土寄せも行います。
根もとに土を寄せて山を作ってあげればOKです。
花蕾が出来はじめてから1週間が経過。
植え付けから数えると約40日となりました。
こんなに大きくなり、すでにスーパーで売っているブロッコリーの形になりました!
もう少し大きくなったら収穫ができそうです。
植え付けから50日、種まきから数えると約4ヶ月、花蕾の直径が10cm~15cm程度になっていれば収穫のタイミングとなります。
十分大きな花蕾になり10cmは軽く超えていそうなので、待ちに待った収穫の時と言えそうです。
収穫があまり遅くなり過ぎてしまうと、花が咲き始めてしまい味が大きく損なわれますので、収穫のタイミングは花蕾の直径で判断するようにしましょう。
ここからはブロッコリーの収穫方法についてご紹介します。
ブロッコリーの茎は手ではちぎれないので、ぺティナイフなど細めのナイフを使い収穫を行いましょう。
収穫をする前に、まず側花蕾について覚えておいてください。
ブロッコリー(特に今回の緑笛という品種)は、大きな花蕾のすぐ下から側花蕾という小さいブロッコリーがいくつも出てきます。
この側花蕾も収穫が可能で、もちろん食べることができます。
こちらが収穫後、側花蕾が大きくなる様子。
側花蕾は直径5cmを超えたら随時収穫していきます。
このように本体の収穫後も側花蕾が育ちますから、本体である花蕾を収穫する際は、側花蕾の芽まで一緒に採ってしまわないように注意する必要があります。
ナイフを入れる場所は、後々側花蕾が大きくなることをイメージして決めます。
よくわからなければ、なるべく上の方で切り落としましょう。
このように茎から切り離したら、その場で葉も切り落としてしまいましょう。
これでブロッコリーの収穫が完了です!
そしてこちらが採れたてのブロッコリー。
形についてはスーパーに売っているような綺麗な形のブロッコリーとは言えませんが、しっかり大きく育ちました。
肝心の味はというと…無農薬で栽培された採れたてブロッコリーはとても甘かったです!
こんなに味がしっかりしていて、かつクセの無いブロッコリーは初めて食べたかもしれません。
これはぜひ皆さんにも味わってほしい…。
害虫対策さえしっかりしておけばブロッコリー栽培は比較的簡単ですので、ぜひ家庭菜園でブロッコリーを育ててみてはいかがでしょうか。