家庭菜園で育てた唐辛子がなぜか辛くない…と、困っている方も多いのではないでしょうか?
実は、唐辛子を辛くするには株にストレスを与える必要があるんです。
でも具体的にストレスとは何か?
いつ頃からストレスを与えれば辛い唐辛子になるのか?
特に初めて育てる場合は解らないことも多いかと思います。
今回は、辛い唐辛子に育てるための、育て方を紹介したいと思います。
辛い唐辛子を作るためにはストレスが必要です。
そのストレスを与える1つの方法として、水やりを制限することがあげられます。
しかし、唐辛子を初めて育てる方はが萎びた葉を見ると「枯れそうだから、少しだけ水やりしよう…」と思って、水やりをしてしまうんです。
残念ながらこれでは辛い唐辛子にはなりません。
香辛料として使われる唐辛子の原産国は中南米。
唐辛子が栽培される中南米の5月~8月は、乾期となり非常に降水量が少なくなります。
そんな中で育つ植物ですから、少しくらい水が無くても元気に育ちます。
その証拠にある日の夕方、西日を浴びて萎れる唐辛子の葉。
これを見ると、やっぱり水やりしたくなっちゃいますよね。
このまま水やりをしないで翌日どうなるかと言うと…
意外と持ちなおすんです。
昼と夜の温度差で水分を補給しているのかもしれません。
ですから、上記写真くらいの葉の丸まりであれば、唐辛子はまだ耐えられます。
本当に葉の水分が無くなってきた時は、くるんくるんになって細い葉になります。
それくらいになったら、しっかり水やりをしてください。
そして、ストレスを与えるもう1つの方法として、追肥(後から与える肥料)をしないことがあげられます。
プランター栽培の場合、前回の唐辛子の開花から実をつけるまでの記事でも書きましたが、実ができたころに1度だけ追肥して、あとは一切肥料を与えません。
養分不足というのもストレスの1つになります。
唐辛子が辛くならない理由として、品種の違いもあります。
そもそも辛くない品種もありますし、最初から激辛をうたった品種もあります。
また、青唐辛子の場合は火を通すことで辛くなりますから、生で食べて辛くない時は、熱を加えてみましょう。
7月中旬のまだ青い唐辛子。
辛さを確認するために試食してみました。
生でかじってみると、あまり辛くありません。
少しだけ辛いピーマンと言った感じ。
次はフライパンで火を通しみます。
かじってみると…
!?
辛い!!
凄く辛い!
すぐに吐き出してしまったほど辛くなっています!
やはり青唐辛子は火を通すと辛くなります。
舌はヒリヒリしていますが、唐辛子は順調に辛くなっているようです。
あとは完熟して赤くなるのを待ち、乾燥させると、日持ちする唐辛子になります。
収穫までもう少し!
次回は唐辛子が赤くなるまでと乾燥方法をご紹介します。