新築の庭で家庭菜園ブログ
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元気丸による害虫予防と元気丸の作り方

カテゴリー:害虫予防 投稿日時:04月05日 

家庭菜園といえば安心な無農薬栽培が醍醐味ですが、その分害虫による食害に悩まされることになります。
すでに家庭菜園をされている方は、多かれ少なかれ害虫の被害にあわれたことがあると思います。
もちろん私もその中の一人です。
今回は無農薬栽培に欠かせない、安全な食品をベースにした防虫液「元気丸」の作り方をご紹介したいと思います。

無農薬栽培は害虫との戦い

丹精込めて大事に育ててきた野菜や、収穫を楽しみにしていた野菜が害虫にやられてしまうと、ほんとガッカリしてしまいますよね。
もともと大量生産ではない家庭菜園ですから、多少の被害でもダメージは大きくなりやすいです。
さらに害虫被害が拡大すれば、収穫ゼロなんてこともありえる話です。

ただ、なんとか農薬は使わずに安全な野菜を作ることはできないものか…そう考える方も多くいると思います。
そんな時に試してみていただきたいのが、今回ご紹介する「元気丸」という散布液。
元気丸はネットや寒冷紗をかけられない野菜、背の高くなる野菜などほぼすべての野菜に使え、食品をベースとした家庭用散布液です。


元気丸はプロ農家の加藤氏が伝授しているもので、を使った殺菌効果と、虫の嫌がる唐辛子とニンニクのにおいを利用し、植物を元気にしながら害虫予防をするという目的で配合された自家製散布液です。
主成分はご家庭にある食品から作ることができますので、家庭菜園でも安心して使用できます

安全な反面、元気丸には殺虫効果はありません。
したがって、害虫発生後には効果は期待できないことを理解しておきましょう。
また私が元気丸を使って植物に変化が起きたことはありませんが、苗が小さい・または弱っている場合などには、酸に対して影響が出てしまうことも考えられますので、ある程度成長した株に使用するようにしてください。

元気丸の作り方

それでは、家庭用防虫散布液「元気丸」の作り方をご紹介します。

■用意するもの・材料

元気丸の材料

・250mlの容器 2つ(密閉できる瓶がおすすめ)
・スプレー容器 (霧になるタイプ)
・焼酎
・ニンニク半分
・唐辛子 5~10本
・酢
・木酢液(もくさくえき)

木酢液はご家庭にはないと思いますので、園芸用品店かネットで手に入れましょう。
安すぎるものは粗悪品が多いので、それなりにしっかりとしたものを購入しましょう。

■元気丸の作り方

瓶などの密閉できる容器に、焼酎と唐辛子を入れます。
焼酎と唐辛子

もう一つの容器に、皮をむいたニンニクと木酢液を入れます。
木酢液が原液タイプの場合は、5~10倍程度に希釈してください。(効果次第で濃くしてもよいと思います)
木酢液とニンニク
これを1ヵ月寝かせて熟成させます。

1ヵ月寝かせると、こんな色になります。
元気丸の完成
この2つの原液を、混ぜて希釈すると元気丸として使用できるようになります。

■元気丸の使用方法

500mlの水に対して焼酎液を2.5ml、木酢液を2.5ml、酢を2.5ml入れてよく混ぜます。
これをスプレー容器に入れて、1週間に1度を目安に葉の表面と裏側両方にたっぷり噴霧しましょう。

畑の面積が広い場合には、噴霧器などを使用すると良いでしょう。

予防液となりますので、必ず害虫発生前から使用するようにしましょう。

使用期限としては、しっかり密閉していてニンニクや唐辛子にカビなどが生えていなければかなり長期で使用可能です。
1年は普通に使用することができます。


私の家庭菜園における経験から言えることは、害虫は駆除することより発生させないことが何よりも大切だと痛感しております。
虫たちは1度野菜を見つけると、その場所を覚えて何度も襲来してきますから、ネットや寒冷紗と元気丸をうまく併用して、野菜に近づけないことを心掛けましょう。
そしてなるべく農薬を使わない、無農薬で安全な美味しい野菜作りを目指しましょう!

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