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家庭菜園でナメクジやカタツムリを駆除する方法

カテゴリー:害虫予防 投稿日時:06月04日 

家庭菜園において無農薬栽培で野菜を栽培されている方も多いと思いますが、無農薬栽培で悩まされるのは害虫による食害ですよね。
特にナメクジの被害はひどいものです。
ナメクジは草木ならなんでも、野菜の葉も所構わず乱暴に食い荒らすため、光合成を阻害し、その後の成長に影響を及ぼすことがあります。
対処が遅れると最悪の場合は株が枯れてしまったり、野菜が実が実らなかったりと、家庭菜園においては甚大な被害となってしまいます。
そこで今回は、家庭菜園でも無農薬栽培でも使える憎きナメクジの駆除方法をご紹介したいと思います。

ナメクジの特徴

ナメクジは夜行性で、昼間は石の下や落ち葉の裏など、湿度の高い場所に身を隠しています。
その為、明るい時間に葉の食害を確認しても、その場で犯人を見つけることが難しい害虫と言えます。

ナメクジの発生時期としては、雨の多い5月~6月、9月~10月がピーク。
どちらも野菜を定植して、これから大きくなっていくという時期なのでやっかいですね。
特に、冬野菜の代表とも言える白菜の種まきとシーズンが重なるため、発芽したばかりの柔らかい葉を食害されることも多々あります。
(白菜の育て方については、こちらの白菜の育て方からご覧ください。)
一方、地面が灼熱の熱さになる7月~8月は見かけることが少なくなります。

またナメクジは、野菜だけでなく観賞用の草花から固形物までなんでも食害してしまう害虫。
あじさいを食べるナメクジ
その食欲は旺盛で、なんと古い蚊取り線香までかじって食べてしまうほどです。

そんなナメクジの食害には特徴があり、体を這って移動しているため、綺麗に足跡を残していきます。
ナメクジの足跡
葉やマルチシートにキラキラとした体液が残っていたり、写真のような筋状の足跡が残っていればナメクジによる食害で間違いありません。

ナメクジの駆除方法

ナメクジを駆除するには、補殺するか薬剤を使うかのどちらかとなりますが、冒頭でも述べたようにナメクジは夜行性の為、補殺はあまり現実的ではありません。
夜中にライトを持って庭や畑にいるのは不自然すぎますからね(笑)。

また、ネット上にはビールなどを使った誘引方法が紹介されていますが、匂いの強いアルコールは必要以上のナメクジを誘引してしまう可能性がありますし、またゴキブリなど他の害虫も誘引してしまうため、まったくおすすめはできません。

そこでおすすめするのは、匂いの少ない固形薬剤を使った駆除方法。
薬剤といっても、使い方次第で畑や土を汚すことなく駆除することが可能です。

使い方は簡単、野菜の近くに散布するのではなく、畑の近くのレンガやコンクリートの上に薬剤を撒きます。
近くには土しかないという場合や、薬剤の影響が心配であれば、紙皿や陶器の器などに置いても問題ありません。
(雨の降る日は薬剤が溶けだしてしまうので、雨の心配がない晴れた日に使用しましょう。)
置くだけでナメクジを誘引
あとは一晩様子を見るだけ。
これをするだけで、家庭菜園ならたった1日でナメクジの駆除が完了します。

比較的大きい畑であっても、薬剤が無くなるまでそのまま放置で問題なし。
そのままで効果を発揮してくれます!

ナメクジの食害で困っている方、無農薬栽培を目指す方、この方法はおすすめですよ!

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