新築の庭で家庭菜園ブログ
家庭菜園を新築住宅の庭ではじめた野菜の育て方ブログ

メロンの葉に黄色い点?葉が黄色くなったときの対処法

カテゴリー:プリンスメロンの育て方 投稿日時:06月14日 

メロンは家庭菜園でも難易度の高い野菜(果物)です。
なぜ難易度が高いと言われるのかというと、栽培管理が難しく、天候や害虫によって病気にかかりやすい植物だからです。
その中でもメロンの葉に発生する黄色い点は、メロンがかかりやすい病気の1つ。
今回は、このメロンの葉の黄色い斑点についてご紹介していきます。

メロンは病気になりやすい

メロン栽培は病気との闘い。
同じウリ科でも、きゅうりやかぼちゃなどは比較的育てやすいのですが、メロンは何度育ててもその管理の難しさを痛感させられます。
特にメロンがかかりやすい病気として、こちらでご紹介したメロンがうどんこ病になった時の治療方法の「うどんこ病」は有名です。

そしてその次に発生しやすいのが、今回ご紹介する「べと病」となります。
特徴としては、葉に黄色い点々が発生すること
メロンの葉に黄色い点
こちらは発生超初期のべと病
葉の中央付近に黄色い点が2つできているのがわかるでしょうか?
これがべと病です。
べと病はこのように黄色い点として症状があらわれ、風や雨で菌の胞子が移動することにより感染が広がっていきます。

いきなり1枚の葉が病気になると言うよりも、古い下の葉から徐々に進行していくことが多いようです。

進行具合が進むと、葉が枯れ落ち、いずれは光合成ができなくなり株全体が枯れてしまいます。
メロンの場合は人工授粉してから収穫までの期間が長いため、べと病を放置しておくと、収穫までたどり着くことができなくなってしまうことがあります。

べと病の発生時期としては多湿になる梅雨
水や水分、湿気によってウイルスが媒介します。

メロンがべと病になってしまったら

上記のようにメロンの葉に黄色い斑点が現れたら、早期に対処しましょう。
残念ながら、殺菌除菌成分の入っていない「自然生まれ」を強調するスプレーなどでは、べと病に対応できません。
対処法は農薬となります。

メロンに対応する農薬は「ダコニール1000」

このダコニール1000は収穫までに5回使用できることになっていますが、べと病の発生初期に使用すれば、1回の使用で梅雨を乗り切れる可能性があり、減農薬で栽培が可能となります。

・ダコニール1000の使用方法

規模の大きいお庭や畑で使用する場合は噴霧器などが必要になりますが、一般的な家庭菜園の場合は市販のスプレーボトルで十分です。
スプレーボトルで農薬散布
スプレーボトルの容量とダコニール1000の希釈率(1000倍)を確認し、水で薄めます。

天気が良く風の弱い日に、手袋とマスクをして葉や茎、株全体にスプレーしていきましょう。
葉にダコニール1000を散布
手で葉をめくって、葉の裏側にも薬剤がかかるようにしてください。
一通り薬剤が付着したら散布完了です。
水滴が完全に乾くまで(約半日)は、水やりや雨など水に当てないようにしましょう。

効果の確認方法としては、ダコニール1000は病変を回復させる薬剤ではありませんので、病変(黄色斑点)が広がらなくなれば効果が出ている証拠です。
また、べと病の予防効果もあるので、散布後しばらくは再発する可能性は低いです。
日々観察を行って、病変が広がりだしたときには2回目の散布を行うようにしてください。

メロンのべと病対策と予防

メロンにおけるべと病は、あまりにありふれた病気なので決定打となる予防策はないのですが、定植時にマルチングをして土はねを予防したり、他の作物と距離を置いて風通しを良くしておく(湿度をためない)ことなどが効果的と言えます。
無農薬でメロンを栽培することができれば一番良い事ですが、病気になりやすいネットメロン、ましてや家庭菜園でそれは難しいかもしれません。
もし無農薬栽培ができれば、もうプロレベルと言えるくらいでしょう。
ですから必要な農薬は使用して、なるべく減農薬にできるように発生初期にダコニール1000を散布することをオススメします。

こちらの記事も読まれています


新築の庭で家庭菜園ブログのツイッター
家庭菜園ブログを最初の記事から見る