こちらではミニトマトが実をつけ赤くなるまでの様子や、ミニトマトの成長の様子をご紹介します。
前回二本仕立てにした収量の結果もご紹介しますので、ぜひミニトマト栽培の参考にしてみてください。
ミニトマト(アイコ)が赤く色づいていく様子を、日にちと写真を合わせてご紹介していきたいと思います。
まずは前回からの続きとなる、6月2日の第一花房の様子です。
先端はまだ実が付いたばかりですが、茎に近い方は、既にミニトマトとして中くらいの大きさにまで成長しているのが分かります。
そして2日後の6月4日。
たった二日の違いでも、それぞれの実が肥大している様子が見て取れます。
さらに4日後の6月8日。
実に重みがでてきたのか、房全体が垂れ下がっています。
この1週間で大きさはずいぶん大きくなりましたが、色づきという点ではあまり変化はしていない様子。
前回のミニトマトの植え方と二本仕立てによる育て方でもご紹介していますが、収穫までの積算温度は800度となりますので、6月のこの時期の気温を考えると、だいたい4割~5割程度と言うところでしょうか。
ここで他の房の成長具合も確認しておきましょう。
こちらは下から2番目にあたるミニトマトの第二花房。
全体的にはまだ小ぶりですが、先端までしっかりと実がついています。
そしてこちらは第三花房。
花びらが枯れ始めているところで、これから実が付くところですね。
こちらは成長点の先端にある、第四花房となります。
まだ蕾が開き始めたばかりの状態です。
最終的には第5花房か第6花房が確認できたあたりで摘心をして、茎の成長を止める予定です。
これが6月初旬のミニトマト全体の様子となります。
それでは第一花房の様子に戻りましょう。
日付は変わって6月17日となります。
アイコの特徴である、実が縦長に伸びている感じが見てとれます。
ただ、まだ色づきには変化は見られません。
そして色の変化が表れたのは6月28日。
一番最初に実を付けた茎側の実が、薄いオレンジ色へと変化してきました。
この第一花房が実を付けたのは5月25日あたりですから、約1ヵ月の時間がかかりました。
(もちろん本格的な夏がきて気温が高くなっていけば、色づきまでの時間は短くなります。)
色の変化が起きてから2日後となる6月30日の様子。
2日経過しただけでも色づきはだいぶ進みました。
写真奥側のミニトマトもオレンジ色に変化してきていますね。
月が変わって7月2日。
根元のミニトマトは収穫できるくらいまで赤く色づきました。
翌日の7月3日。
根元からグラデーションのように色が変わっているのが分かりますね。
そして完熟状態となったのが7月5日のこと。
根元のミニトマトは真っ赤に色づいて、とても美味しそうです。
これぐらい赤く色づいたら、順番に収穫していきましょう。
そしてこちらが実際に収穫したミニトマトのアイコとなります。
はじめのうちは写真のように数個ずつの収穫となりますが、第二花房・第三花房と色づく実が増えていけば、1度に10個~20個近く収穫できるようになっていきます。
こちらは初収穫から1週間後となる、7月10日の第二花房の様子です。
根元はしっかりと色づいて完熟状態。
ここからは第一花房と合わせて、第二花房も収穫期となっていきます。
ミニトマトは1つの房を全て収穫し終えたら、房があった場所から下の葉を全て切り落としてしまいます。
こうすることによって、余計なわき芽を発生させずに実へ栄養を集中させ、かつ風通しも良くなるので病気の予防にもなります。
追肥(後から与える肥料)に関しては、第一花房にミニトマトが実が成ってから2週間おきを目安に施肥を行いましょう。
あらかじめ追肥をする「曜日」を決めておくと忘れにくいかもしれません。
化成肥料の量は片手一握りくらいで、マルチシートの外側に撒くようにします。
冒頭でもご紹介しましたが、ミニトマトが成長して第五花房(もしくは第六花房)まで成長したら、先端の成長点を切る摘心をして茎の成長を止めましょう。
高さの目安としては、支柱から10cm~20cmほど高くなったら摘心のタイミングです。
摘心を行わずに茎を伸ばしてしまうと、重みで茎が折れたり、風にあおられやすくなってしまいますので、適切な高さで栽培するようにしましょう。
そして最後に二本仕立てにした茎はどうなったかと言うと…
しっかりと鈴なりに実を付けてくれました。
主枝と比べると「やや実が小さいかな?」と言った感じですが、ミニトマトとしてのサイズとしては十分で、収量としても二本仕立てにした事により20~30個は増やす事に成功しました。
最終的には、1株で100個近く収穫ができたミニトマト。
栽培も簡単で収量の多いアイコを、皆さんもぜひ家庭菜園で栽培してみてください!