こちらではかぼちゃの育て方についてご紹介していきたいと思います。
かぼちゃ自体は、それほど手間をかけなくても育つ野菜ですが、手間をかければかけるほど美味しくなるため、意外と家庭菜園向きな野菜です。
また、かぼちゃは広い栽培面積が必要となりますが、収量を調整することで栽培面積を抑えることも可能です。
それでは、かぼちゃの種まきから育苗についてご紹介していきましょう。
まずはかぼちゃの栽培スケジュールを確認しましょう。
かぼちゃは3月ごろに種まきを行い、4月下旬~5月のGWまでに定植を行います。
その後、人工授粉を経て8月ごろに収穫となります。
一般的にかぼちゃは1株あたり4個~5個ほど収穫が可能ですが、収穫量を2個・3個と減らしていけば、剪定を行っていくことで栽培面積を減らしていくことが可能です。
また収量を減らすことによって1個当たりの大きさが大きくなったり、食味が良くなったりと良いことも多いので、むしろ少ない個数を目標とした方が良いかもしれません。
それでは栽培するかぼちゃの品種を選びましょう。
家庭菜園ではミニカボチャと言われる「栗坊」が有名で、手間がかからず育てやすいのですが、1個あたりの果重(実の量)が500g前後と少ないため「かぼちゃを育てた!」という達成感があまりないのがデメリット。
せっかく育てるなら、家庭菜園でも育てやすくて大きいカボチャ!そして何より甘いもの!
そんなワガママを叶えてくれるのが「雪化粧」という品種になります。
生育が旺盛で、手間をかけて整枝をしてあげれば、本当に甘いかぼちゃを収穫することができる品種となります!
それではかぼちゃの種まきを行っていきましょう。
まずは、根が出やすくなるようにかぼちゃの種を半日ほど水に漬けておきます。
種まきの前日の夜に行って、翌朝に種まきをするというのが理想です。
種の準備ができたら、直接畑に種を撒かずにポットに種を植えて苗を作っていきましょう。
雪化粧の発芽率は高い方なので、1ポットに1粒か2粒でOK。
気温さえ高ければ数日で発芽します。
やや気温が低ければ、ポットごとビニール袋に入れ、保温・保湿しながら日当たりの良い場所で管理してみてください。
屋外が寒くても、室内で管理すれば数日で発芽となります。
発芽から2日程度たつと大きな双葉が現れ始めます。
双葉の様子からも、かぼちゃの葉が大きいことが想像できます。
そして発芽から1週間が経過すると、双葉はさらに大きくなり、真ん中には本葉も見えてくるようになります。
その後は1週間ごとに本葉が現れ、大きな葉っぱへと成長していきます。
時間差で2つ目の種が発芽した場合は、早めに間引きを行っておきましょう。
そのままにしてしまうと、葉が大きいのですぐにポット内が窮屈になってしまいます。
このまま育苗を続けていき、本葉が4~5枚になったところで畑に定植、という流れになります。
若いうちは水切れに弱いので、育苗中は土が乾く前に水やりをするようにしましょう。
続いては、かぼちゃ栽培の土作りについてご紹介します。