こちらでは、白菜の成長の様子から収穫方法、そして白菜の長期保存方法についてご紹介します。
白菜は植え時はかなりシビアなのですが、収穫時期には幅があり、主に11月~12月がピーク期となります。
最後にご紹介する白菜の保存法を活用すれば、霜が降りる2月くらいまで畑に植えておくことも可能です。
それでは、白菜の成長の様子からご紹介していきましょう。
こちらは前回の2回目の追肥後からの様子となります。
前回:白菜の追肥と成長の様子
中心点から葉が次々と出てくる様子が見られます。
まだ葉が外向きに開いているので、このように上から覗けば中心の若葉を見ることができます。
それから3日後の白菜。
順調に大きくなっていることがわかり、葉の中心も見えにくくなってきました。
さらに3日後。
横から見るとこのような感じに。
だいぶ葉が立ちあがっていますね。
葉も全体的に内巻きになってきて、結球が始まった様子です。
途中で葉の虫食いや害虫のフンなどを見つけることがあれば、白菜を食べる害虫と駆除方法を参考に、すぐに補殺するようにしてください。
2回目の追肥を終え20日、結球が進み内部で葉がまとまってきています。
収穫までもう少し。
そして2回目の追肥を終えて30日後の12月初旬。
外葉をめくって中を確認してみると、しっかりと結球した白菜を確認。
あとは使いやすいサイズになったところ(放っておけばどんどん大きくなります)で収穫を行いましょう。
それでは白菜の収穫方法についてご紹介していきます。
白菜は無理やり引き抜くことも可能ですが、芯が太く抜きにくいですし、引っ張る時に葉が千切れたりしてしまうのでオススメはできません。
一般的な収穫方法としては、包丁やナイフを使う方法です。
まずは余計な葉があると白菜の根元の位置が分かりずらいので、一番外にある葉を数枚はがしましょう。
虫食いなどがあれば2周目の葉も剥がしてしまって構いません。
そしてなるべく根元に近いところへナイフを当て、押すのではなく引くようにして切り取ります。
水分が多いので、キャベツやブロッコリーよりも切るのは簡単。
ずっしりとした白菜が収穫できました!
土に残った芯の部分は、収穫と同時に引き抜いてしまいましょう。
そのままにしてしまうと、病気になって土に病気が広がってしまうこともあります。
注意しましょう。
そして、こちらが収穫した白菜の断面になります。
こうして見てみると、中心から外に向かって葉が重なりながら大きくなっていったことが、よく分かりますね。
最後に白菜の保存方法についてご紹介したいと思います。
まず既に収穫した白菜については、新聞紙でくるんで冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
そして使う時は、半分に切ったりせず外の葉から1枚1枚剥がしていくと鮮度が長持ちします。
続いて、収穫期を迎えた白菜を畑で保存する方法です。
霜が降りるくらい寒い時期になると、白菜は水分が奪われ徐々に枯れていってしまいます。
しかし「今収穫しても食べきることができない…」という場合には、12月下旬頃に、麻紐を使って白菜を縛っておきましょう。
こちらの写真のように、外葉で白菜全体を包み込むように縛ります。
こうすることで内部の乾燥を抑えることができ、外葉が枯れても内部の葉は瑞々しさを保つことができます。
このように、通常の収穫期で収穫するものと保存するものを分けて栽培すれば、11月~2月までと長い期間新鮮な白菜を食べ続けることも可能になります。
ぜひ皆さんも白菜の栽培にチャレンジして、新鮮で美味しい白菜を味わってみてください!