今回は高級メロンとしても有名なアールスメロン(マスクメロン)の育て方についてご紹介します。
難しいと言われるメロン栽培の中でも、さらに高難度なネットメロン栽培。
様々な難題が待ち受けていると思いますが、成長記録を公開していきたいと思います。
種からメロンを育てていて、発芽しないと言う方も参考にしてみてください。
まず純粋なアールスメロンの種や苗においては一個人で購入することはほぼ不可能なので(家庭用に品種改良された種はアサヒ交配さんで販売しています)、去年の夏にアールスメロンを購入するところから始めました。
価格は2000円~3000円程度。
購入するメロンの種から育てることになるので、980円程度の家庭用の物ではなくて贈答用など大きく育ったものを購入し、その種を採取した方が良いと思います。
アールスメロンはちょっと高品質な商品を扱う八百屋さんや高品質なスーパーなどで売られていて、販売時期としては7月~8月ごろのようです。
いい種を取るなら、いい親から。
購入したアールスメロン種の取り方はこちらの果物から取った種は育つのか?メロンの種で実験でもご紹介しています。
一応注意点として。
上記の記事でも触れているのですが、果実から取った種は正確に言えば元の品種(アールスメロンという品種)ではなくなっています。
種はクローンではなく、子の代(子孫)となるためです。
ただ今回は冒頭でも述べたように高級メロンの種を得る手段がなく、また、このアールスメロンの子に対する呼び名もありませんから、今回は「アールスメロン」として育てていきます。
ちなみに良く耳にする「マスクメロン」とは、このアールスメロンのこと差します。
アールスメロンが正式名称と言いますか品種の名称で、マスクメロンは愛称といった感じです。
アールスメロンの育て方はネットや書籍を探してもまったく見当たらず、手探りでの栽培となるのですが、過去のプリンスメロンの栽培経験を生かし、なんとか家庭菜園で収穫までこぎつけたいと思います。
それでは、ここから成長の様子と育て方をご紹介していきます。
まずは2月に行った種まきの様子から。
去年の夏に採取し冷蔵庫で保存していた種を目覚めさせるために、1晩ほど水に浸しておきました。
翌日、土を入れたポットを用意して種まきを行います。
だいたい2cm~3cmの穴を作って、ポットあたり3個~5個の種を撒きます。
土を被せたらポットごとビニール袋に入れ、日当たりのよい室内で発芽をするのを待ちましょう。
種まきを行ってから5日後。
発芽を確認。
1週間後。
葉が見えてきました。
種まきから2週間後。
しっかりとした双葉にまで成長しました。
さらに3週間が経過すると、双葉の間の成長点から本葉が見え始めます。
ここからの成長は早く、2日ほどで本葉もグングン大きくなりました。
種まきからここまでの成長が3週間で、2月も終わろうとする頃。
自分で採取した種と言えど、ここまでの成長は問題なく、むしろ元気よく成長しています。
もう少し気温が上がるまで室内+ビニール袋保温を継続していきたいと思います。
次回は、アールスメロン(マスクメロン)の土作りと定植についてご紹介したいと思います。