家庭菜園をしていて困る問題と言えば、害虫による食害。
中でもダンゴムシは、発芽したばかりの新芽や大根や芋類を食べてしまって穴を開けてしまったりと、厄介な害虫です。
今回は、そんなダンゴムシの駆除方法をご紹介します。
通常ダンゴムシは枯れ葉を食べていて(よく葉っぱの下にいるのはこのため)、その食べた葉を消化・排泄して土に戻しているので、土壌として考えれば益虫ではあります。
写真は、落ちたかぼちゃの花を食べているダンゴムシです。
しかし、冒頭でも述べたように、生育中の葉や植物の根も食べてしまうので、農業従事者や家庭菜園をする方から考えると「害虫」ということになります。
普段ダンゴムシは浅い土の中や物陰、作物の根元などに隠れていることが多く、そのため捕殺することが難しく、結果として農作物に被害を与えてしまうことが多いです。
特に無農薬栽培の場合、その被害も大きくなりやすいです。
また、捕殺が難しいことから繁殖も進み、一度被害にあうと中々解決しないというやっかいな害虫とも言えます。
農薬に抵抗が無い方であれば、農薬で殺虫することが可能です。
しかし小規模な家庭菜園の方であれば、農薬を使うのを躊躇される方も多く散布型の農薬は使用できません。
オルトランなども土を汚してしまうので避けた方が良いです。
こういった場合は土を直接汚染しない置き型の殺虫剤を使用しますが、オススメなのはゴキブリ用のブラックキャップ!
ご覧のように毒餌につられて沢山死んでいます。
ダンゴムシを目的に設置したわけではないのですが、いつも山のように死んでいるのを見て「これは使える!」と気付きました。
ただ、このまま土の上で死んでしまって他の生物に分解されると、結局薬の成分が土に入ってしまうので、なるべく畑に近くて掃除のしやすい場所、レンガやブロック、コンクリートの近くに置けると安心です。
ダンゴムシ駆除の目的でブラックキャップを使用される場合は、必ず屋外用を選んでください。
屋外用であれば、雨にぬれても薬剤が流れにくいです。
これでやっかいなダンゴムシに加え、ゴキブリも駆除できて『まさに一石二鳥』と言えるダンゴムシの駆除方法でした!