いちごの春の育て方をご紹介します。
暖かくなってくる3月、苺は白くてかわいいいちごの花を咲かせます。
そしてこの頃からいちごの収穫に向けての作業が始まっていきます。
ちなみに、ここまでの苺の育て方は、こちらのいちごの苗の植え方から冬の育て方からご覧ください。
気温が上がってくるといちごはどんどんと成長して、まずはクラウンと呼ばれる真ん中の成長点から、新しい葉が次々と出てきます。
その新芽の中から花をつける茎も伸び、やがて白い花を咲かせます。
花が咲いたことを確認したら、冬の管理から数えて2回目の追肥を行います。
化成肥料を軽く一握り、株の周りに撒きます。
そして綺麗な実を付けさせるために、花の黄色い中心部を優しく指でクルっと一周なでてあげます。
こうすると偏ることなく受粉がおこなわれて、いびつな苺になるのを防ぐことができます。
ここからは受粉が成功して、実が大きくなるまでの様子を紹介したいと思います。
こちらは、まだ実を付け始めたばかりの小さい苺の赤ちゃんです。
それから5日後。
まだ苺は小さいままですね。
10日後。
緑がかっていた苺も白くなり始め、ここから太陽の日差しを浴びることで赤く色づいていきます。
最初の写真から15日後。
一部赤くなり始めました。
土に触れている個所があるとその部分は赤くなりにくくなりますので、少しずつ位置をずらしながら全体に光が当たるように調整していきます。
よく苺狩りなどで実がぶら下がっているのは、収穫のしやすさと共に、実全体に光が当たるように工夫されているためなんですね。
18日後。
かなり赤くなってきました。
一度赤くなり始めるとあとは早く、もう1日2日で収穫できる状態となります!
20日後。
いちごを収穫しました!
ヘタが勢いよく上を向いているのが鮮度の証!
真っ赤に熟したいちごはとっても甘くて、子供にも大好評です。
家庭菜園の場合開花時期に差が生まれるので、一度にたくさん採れるという訳ではないのですが、四季成りいちごであれば、2日おきくらいで次々と収穫することができますよ!
次回はいちごのランナーを使って翌年の苗を作る方法をご紹介します。