じゃがいもを収穫した際に採れた、未熟で小さいじゃがいもを使って、どれくらいの日数でソラニンが発生するのか実験してみました。
この実験はじゃがいもを育てる過程でなぜ土寄せが必要なのか、どれくらいの明るさをどれくらい浴びたらまずいのかを知るために行いました。
個体差で少し違ってくるかもしれないので、若干大きさの違うじゃがいもを2つ用意しました。
実験内容としては、屋外の直射日光のあたる場所においておくだけ。
ただし雨の日に濡れないようにしています。
まず収穫した直後の状態です。
まだ採れたてのじゃがいもで、白くツヤツヤしています。
1日後のじゃがいも。
まだ変化は見られませんね。
1日くらいなら直射日光を浴びても問題なく食べれそうです。
3日後のじゃがいも。
なんとなくですが、白ではなくなってきたでしょうか?
単純に鮮度が落ちてきたのか、ソラニンが発生したのかは見分けがつきません。
これくらいの色合いなら売っていても分かりませんね。
5日後のじゃがいも。
明らかに緑がかってきました。
間違いなくソラニンの発生です。
上記の結果から、じゃがいもを直射日光のあたる場所においておくと、約3日~5日でソラニンが発生するとわかりました。
もう食べれないでしょう。
10日後の様子。
急速にソラニンが発生しているという感じではありませんが、全体が均一に緑色になっています。
15日後の様子。
洗ってみました。
緑というか、暗い…汗
じゃがいもの中がどうなっているかも気になったので、半分に切ってみました。
なんと中身も均一に緑色。
表面から浸食されていくのかと思っていましたが、中心部もソラニンで緑色になるんですね。
はじめて知りました。
今回の実験から、早いと3日ごろからソラニンが発生することがわかりました。
実際は土の中でじゃがいもができるので直射日光を受けることはありませんが、浅いところにあるじゃがいもには太陽の明るさは届いています。
特に土寄せによるデメリットはないはずですから、じゃがいもの成長中は早め早めに、また小まめに土寄せをしたほうがいい、という結論となりました。