今回は大根の間引きと追肥についてご紹介します。
大根はとても成長の速い野菜ですが、間引きはゆっくりと行うことで良い芽を見極めることができます。
この間引きのタイミングと追肥について詳しく紹介していきます。
まずは前回の大根の種まきから発芽までの記事から、その後の成長を見てみましょう。
こちらが種まきから1週間が経過した大根です。
真ん中に本葉が見えていますね。
この2日後。
しっかりと大根の本葉が開きはじめました。
そして種まきから数えて10日が経過した頃の写真がこちら。
葉も大きく伸び、しっかりとした本葉となりました。
大根の成長はとても速いです。
そして1回目の間引きは本葉が写真くらいの大きさになった頃、もしくは本葉が3枚~4枚揃ったところで行いましょう。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、マルチの穴1箇所につき3粒の種を撒きましたので、現在3本の大根が生えている状態となります。
最初に行う間引きは1本だけ。
写真のように、マルチの穴に2本大根が残る状態にします。
大根の茎はとてもやわらかく折れやすいので、少し触っただけでも折れてしまうことがあります。
間引き作業を行う際は他の株を折ってしまわないように、優しく、十分注意して間引きしてください。
間引きをおこなったら、同時に追肥(後から与える肥料)も行いましょう。
この間引きを行う頃というのは、大根が太くなるために栄養を必要としている時期となるので、忘れずに追肥を行い、大根を太く大きく育てましょう。
大根は横に細い根(ひげ)を伸ばしますので、根元ではなく、マルチ(畝)の外側に化成肥料を撒きます。
その後、十分に水やりを行い、肥料分を溶かします。
最後の間引き作業(2本から1本立ちにする間引き)は、1回目の間引きから約10日~2週間後となります。
間引きする大根は、成長に差があれば元気な方を残し、同じくらいの大きさであれば葉の色などを見て判断すると良いと思います。
間引きを行い、1本立ちさせた大根がこちら。
少しスカスカで寂しい感じもしますが、すぐに成長し葉が大きくなるので安心してください。
この後にもマルチの外側に化成肥料を追肥をしたら、大根の世話はほぼ終了といっても過言ではありません。
あとは大きくなるのを待って、収穫を行いましょう!
次回は大根の成長と収穫をご紹介します。