前回、大玉トマトの収穫量を増やすため、トマトの苗の側枝を落とすという変わった植えた方を行いました。
その結果、どれくらい沢山トマトが収穫できたのか?はたまたトマトの収穫は出来なかったのか?
トマトの収穫量にどれくらい変化があったのか、その結果をご紹介します。
前回の記事をご覧になっていない方は、こちらの収穫量を増やす大玉トマトの植え方をご覧ください。
今回使用したのはトマトの中でも優秀な「麗果」という品種。
甘くて大きい、しっかりとしたトマトです。
それでは5月20日の状況からご紹介していきましょう。
葉の色も綺麗で、内や外に丸まったりもしていません。
健康そのもので育っているようです。
そしてトマトの第一花房の様子がこちら。
もうこの段階で一番果が実っています。
これで着果がすることがわかりましたので、ここで一番果は摘んでしまいます。
なぜトマトの一番果を摘んでしまうのかはトマトの一番果の扱いについてで詳しく説明していますので、お時間のあるときにお読みください。
続いて9日後の5月29日、第二花房の様子。
こちらもしっかり花が咲きました。
さらに6月5日の第三花房。
順調に成長と開花が続いていきます。
そしてこの頃の第一花房はというと、
大きなトマトが実っていました。
病気になっている様子もなく、順調そのものです。
6月15日。
苗を定植してから約1ヵ月半が経過しました。
丈も大きくなったので、上部から撮影。
右上先端に見えるのが第五花房、下の方に黄色く見えるのが第四花房となります。
家庭菜園では第五花房まで実がつけば大成功と言われていますが、収穫量を増やす植え方をしたこのトマトはまだまだ元気。
これからも花と実を付けてくれそうです。
葉の状態もすごく良い状態。
6月22日、第一花房にできたトマトの様子です。
梅雨に入ったため色づきはゆっくりですが、順調に大きくなってきています。
6月も終盤になると気温が上がってきて、色の変化が始まりました。
写真のように緑から白色が変わった様子が確認でき、奥のトマトはうっすらオレンジ色になっています。
もう少し熟してくると赤くトマトらしい色になってきそうですね。
ちなみにトマト農家さんがトマトを出荷するのは、色づき具合的に、この2日~3日後くらいでしょうか。
7月3日、赤く色づいてきました。
トマトの収穫までもう間もなく!
せっかくの家庭菜園なので、このまま完熟トマトを目指します。
7月5日、真っ赤に熟して完熟しました!
待ちに待った収穫の時です。
全体が真っ赤に色づいているトマトから収穫していきます。
この頃には第二花房のトマトも大きく。
さらに第三花房も着果していたので、切れ目なく連続でトマトの収穫をしていけそうです。
ここまで順調に育っている株の様子はと言いいますと、茎がとてもしっかりしていて健康に育っています。
トマトの茎は太すぎてしまっても暴れることがあるので良くないのですが、このくらいが調度良い太さと言えます。
おそらく収穫量が増える植え方をしたことで根の張り具合が良くなり、それが茎や葉、実が健康に育つことに役立っていて、すべてが連鎖しトマトの収穫量が増えると言うことに繋がっているのだと思います。
さらに根をしっかり張るということは、収穫を続けても疲れない株とも言うことができます。
トマトの収穫を始めて10日が経過。
この時点の株の一番上に当たる第七花房まで成長しましたので、その様子をご覧いただきましょう。
第七花房でも花付きはかなり良好。
すでに実が大きくなっているトマトもありますね。
ちなみに第六花房はこんな感じです。
疲れ知らずで、こちらも大きく育っています。
このようにまだまだ株に元気はあるのですが、丈が長くなりすぎている(折れてしまう可能性がある)ことと、残ったトマトに栄養を集中させるために、摘心(成長点を摘む)を行うことにしました。
第七花房まで確実に収穫するという選択です。
それでは、家庭菜園で収穫量を増やすトマトの植え方をした結果、どれくらいの大玉トマトが採れたのかを発表します。
第一花房 4個
第二花房 3個
第三花房 3個
第四花房 2個
第五花房 3個
第六花房 4個
第七花房 4個
合計 23個
なんと20個越え!
しかも小さいトマトはなくすべて大サイズでの収穫となりました。
また完熟まで育てて収穫したトマトは、どれも甘みと酸味のバランスが良くとてもフレッシュな味わい。
新鮮な野菜を毎日食べられるのは幸せでした。
さぁ今回収穫量を増やす大玉トマトの植え方で、23個のトマトを収穫という結果になりましたが、家庭菜園の露地栽培なら大成功と言える収穫量だと思います。
ほんとうに沢山のトマトが収穫できました。
植え方は特種かもしれませんが、特別な道具や知識も必要ありませんので、皆さんもトマトの苗を植える際は、ぜひご紹介いたしました「トマトの収穫量を増やす植え方」をお試しいただければと思います!