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スイカの種まきと育て方

カテゴリー:スイカの育て方 投稿日時:05月18日 

今回は家庭菜園で作るスイカの育て方についてご紹介したいと思います。
スイカを育てるのは難しく、栽培には広い面積が必要だから「小さいお庭では難しい」とお考えの方も多いはず。
もちろん、沢山のスイカを収穫するにはかなりの広さが必要ですが、収穫数を絞り込めば十分家庭菜園でも育てることができます。
これまで「自分でスイカを育ててみたい!」と思っていた方、「夏に新鮮な採れたてスイカを食べたい」とお考えの方、ぜひこちらのスイカの育て方を参考にしてみてください。

スイカ栽培のスケジュール

まずはスイカの栽培スケジュールを確認しておきましょう。
スイカはまだ寒さの残る2月ごろに種まきを行い、4月ごろまでは室内で育苗を行います。
温暖地では4月(遅くともGW前まで)に定植を行い、マルチ+トンネルを使って地温を上げながら栽培。
7月下旬の収穫を目指します。
※若干品種によって撒きどきが異なるので、こちらのブログを見て育てる場合は、同じ品種をお使いください。

スイカは、リコピンやカリウムが豊富なため、夏の弱った内臓に効果的です。
夏の一番暑い時期に収穫できるよう地域ごとに種まきの時期を調整し、真夏に冷えたスイカを食べることをイメージしながら栽培していきましょう!

スイカの品種選び

それではスイカの品種を選んでいきましょう。
スイカは各地でブランドスイカがあり、プロの農家さんはその土地土地で開発されたご当地品種を栽培していることが多いです。
そういったスイカは、ほとんどが大玉スイカで栽培知識が豊富でないとハードルが高い品種でもあります。

一方、家庭菜園で育てやすい品種は、なんといっても「小玉スイカ」です。
大玉スイカは畑を占領してしまうほど巨大なスイカに育ちますが、小玉スイカは手ごろなサイズで栽培も容易な品種が多くあります。
家庭菜園でスイカを育てるなら、小玉スイカを選ぶようにしましょう。

そして今回私が使用するのは、有名な「紅こだま」が進化した「愛娘」という品種です。
小玉スイカでありながら大玉スイカのようなシャリ感があり、草勢も強く果実の肥大が良いので、家庭菜園やスイカ栽培初心者には最適な品種と言えます。
スイカ愛娘
日照時間の少ない条件下でも安定して栽培できるため、「スイカを育てるのが初めて」という方はこの愛娘がオススメです。

スイカの種まきと発芽まで

それではスイカの種まきの方法と、発芽して育苗するまでの工程をご紹介します。

まずはスイカの種を取り出し、発芽しやすいように一晩水に漬けておきます。
スイカの種を水につける
使う種は1ポットに2粒。
家庭菜園では何株も必要にはならないので、4粒(2ポット)で良いでしょう。
1つは上手く育たなかったときの保険です。

一晩水に漬けたら、ポットに種まきをしましょう。
スイカは嫌光性種子となりますから、指でやや深め(1.5~2cm)に穴を開けて、1ポットに2粒種を撒きます。
スイカの種まき
優しく土を被せたら、室内の日のあたる暖かい場所(窓際など)で管理します。
室温が低い場合は、ビニール袋などに入れて保温しながら管理すると発芽も早くなります。

そして約1週間~10日ほど暖かい場所で管理していると、スイカが発芽します。
スイカの発芽
発芽したてのの双葉は、やや黄色い色をしていますね。
もし10日以上経っても発芽しない場合は、低温が原因か、ポット内の水はけが悪く種が腐ってしまったという可能性があります。
土の中に種が残っていれば、思い当たる原因を改善して再度種まきから始めてみてください。

発芽から5日ほど経過すると双葉が開きます。
スイカの双葉が開く
葉の色もしっかりと緑色になりました。
種は2粒撒きましたが発芽したのはこの1粒だけで、もう1粒は発芽しなかったようです。
(こういう時に種を2つ撒いておいた意味があるという訳ですね。)

発芽から15日が経過。
スイカの本葉
1枚目の本葉が成長してきました。
こうなってくると成長は順調です。

そして、さらに1週間経過すると2枚目の本葉も顔を見せ始めます。
2枚目の本葉
暖かくなってくると成長のスピードも速くなっていきます。

このまま本葉が4枚~5枚になるまで室内での育苗を続け、しっかりとした苗になったら定植を行いましょう。
スイカの育苗

続いては、スイカ栽培の土作りと苗の定植についてご紹介します。

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