キャベツは、苗の定植から約3週間~1ヶ月後に、追肥と土寄せを行う必要があります。
葉の数にして8枚~10枚が目安。
このタイミングで追肥を行うことで、キャベツの葉が大きく育ち、しっかりと結球するようになります。
それではキャベツの土寄せ方法と追肥についてご紹介していきましょう。
まずは定植後の成長の様子からご紹介していきます。
こちらは定植して間もなくの写真。
そしてこちらが翌日の様子です。
中心の成長点から若葉が発生し、他の葉も大きくなっている様子が見てとれます。
無事に根付いたようです。
さらに翌日。
上の写真と比較して1日の成長具合を見比べてみると、若葉がかなり大きくなっているのがわかります。
キャベツは想像以上に早いスピードで成長するようです。
そして定植から1週間後。
みるみる葉が大きくなり、葉の数も増えてきました。
なんとなくキャベツらしくなってきましたね。
冒頭でもご紹介しましたが、このように本葉が8枚以上になったら、追肥(後から与える肥料)と土寄せ作業を行っていきましょう。
それでは、キャベツの追肥と土寄せの方法をご紹介します。
キャベツ栽培における土寄せの意味ですが、キャベツは定植後根元の茎部分が高くなりやすいので、根元を隠すのと同時に、土寄せをすることで高苗をキープし排水性を高める効果があります。
大きなキャベツにするためにも大切な作業ですので、忘れずに行っておきましょう。
作業としては、まず追肥からです。
キャベツの株と株の間に軽くひと握りの化成肥料を撒いていきます。
株に直接当たらないくらいの、中間の場所を狙いましょう。
そして、撒いた化成肥料ごと土を集めて、キャベツの根元へ土を寄せていきます。
これで追肥と土寄せが完了。
高苗もキープされました。
最後に、この時期発生しやすい害虫チェックも行っておきましょう。
キャベツは本当に青虫の付きやすい野菜です。
青虫がいるまま放置してしまうと収穫できないくらい食害されてしまうので、虫食いの穴を見つけたら、糞などを頼りに居場所を見つけ、確実に捕獲しておきます。
必要なら農薬の使用も検討してください。
キャベツに適用のある農薬はオルトラン。
アブラムシから青虫まで、幅広い害虫に効果があります。
薬剤と物理的な接触でも効果を発揮してくれる、家庭菜園の定番農薬です。
定植時に一緒に散布しておくと効果的です。
最後に追肥から約10日後のキャベツがこちらになります。
生育も良く順調に育って、葉の中心が丸まり始めました。
ここからキャベツの結球が始まります。
そのキャベツの結球の様子については、次回のキャベツの結球する様子とキャベツの収穫方法ご紹介したいと思います。