こちらではピーマンの種からの育て方についてご紹介します。
トマトやナスと並ぶ夏野菜の定番である「ピーマン」。
育てやすく使用する面積も多くないので、初心者の方も作りやすいと思います。
それでは今回はピーマンの種の種まきと、育苗の様子をご紹介していきましょう。
ピーマンは、家庭菜園の定番商品でもあるので、苗はホームセンターなどでも手軽に手に入ります。
しかし、2苗買えば種を買える値段になります。
ピーマン栽培は種から育てた方が経済的ですし、農薬を使用しないで育苗すれば、購入する苗よりも安心して育てることができます。
ピーマンの育苗はそれほど難しくはありませんので、ぜひ種まきからチャレンジしてみましょう。
今回私が選んだ品種は、ジャンボピーマンの「デカチャンプ」という品種です。
よくスーパーで見かけるピーマンは、比較的小さいものが多く、刻んで食べることが多いと思います。
こちらのジャンボピーマンなら、肉詰めはもちろん、中華の具材としても料理を華やかに飾ることができますよ。
もちろん、違う品種でも同じピーマンなら育て方は同じとなりので、品種を揃える必要はありませんよ。
ピーマンの種まきは、一般的な温暖地では冬の寒さが残る2月中旬ごろに行います。
その後、室内などで育苗しゴールデンウィークまでには、畑に定植を行います。
収穫は夏本番となる7月~8月ごろとなります。
それではピーマンの種まきのやり方です。
まずは、発芽するスイッチを入れるため、種を一晩寝かせておきます。
トマトやナスの種とそっくりですね。
翌日、育苗用のポットに土を入れて、表面に第一関節ほどのくぼみを3つあけます。
そこへ種を1粒ずつ撒いていきましょう。
種を撒いたら土を戻して、たっぷりと水やりを行います。
室内の明るい窓際などで管理しておけば、2日~3日で発芽します。
もし室内の温度が低い場合は、ポットごとビニール袋に入れて管理してみましょう。
発芽から1週間ほどすると双葉が開きます。
さらに1週間が経過すると、しっかりとした本葉が確認できるようになります。
本葉が成長し、葉と葉が重なるようになってきたら株を1つに絞り込みましょう。
このように1本立ちさせて、残った株の成長を促します。
最低気温が高くなってきて、霜が降りる心配がなくなったら簡易ハウスなどを使って外で管理していきましょう。
こちらは私が使用しているグリーンキーパー。
育苗には、こちらのようなベランダに置けるような簡易育苗用ハウスがあると、春や冬の育苗に大変便利です。
次回はピーマン栽培の土作りと開花までの様子をご紹介します。