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ピーマン栽培の土作りと開花までの様子

カテゴリー:ピーマンの育て方 投稿日時:09月09日 

こちらではピーマン栽培における土づくりから、定植後から花が開花するまでの様子をご紹介します。
ピーマンは10月ごろまで収穫の続く野菜なので、しっかりと土作りをしておくことが長く収穫を行うためのポイントとなります。
それでは、ピーマンの土作りからご紹介していきましょう。

ピーマン栽培の土作り

冬の間に堆肥や有機肥料をすき込んだ土をベースに使用します。
もしまだ何もしていない状態であれば、土に堆肥を混ぜ1~2週間寝かせておきましょう。

まずは、ピーマンの苗を植える場所に30cmほどの溝を掘ります。
ピーマンの土作り
ここへ化成肥料とバッドグアノなどのリン酸肥料を1か所に一握り程度撒いていきます。

リン酸肥料 バットグアノ 1kg野菜を甘くする定番肥料バッドグアノ。

また冒頭でもご紹介したように、ピーマンは収穫期間の長い野菜ですので、緩効性肥料を入れておくと肥料切れの心配がなくなります。
私のオススメは「乳酸菌ボカシ肥料」です。
乳酸菌ボカシ肥料
天然有機材だけで作られており、最初は固形で扱いやすく、土に埋めておくとゆっくりと効いていきます。
アミノ酸やミネラル、ブドウ糖、ビタミンも配合されているので、ぜひ使用してみてください。
野菜栽培後半の育ち方が変わりますよ!

一通りの元肥(最初に入れておく肥料)を入れたら、掘った土を戻し畝を作りましょう。
畝を立てる
畝幅は50cm~60cmを目安にしてください。
畝が立ったらマルチシートを張って、ピーマン栽培の土作りは完成となります。

ピーマンの苗の植え方(定植)

下記の写真は、4月の終わりごろに撮影したピーマンの苗の様子です。
ピーマンの苗
冬の寒い日には室内で保温し、暖かくなってきたころにはベランダの簡易ハウスに出して育ててきました。
そろそろ定植しても良い状態です。
畑の準備ができたらピーマンの苗の定植を行いましょう。

まず苗は水を張ったバケツに入れて、十分水を吸わせておいてください。
また、土作りの際に張ったマルチシートには穴を開け、土を抜いておきましょう。
そしてポットの土を崩さないように、優しく土へ植え付けていきます。
ピーマンの定植
このような感じです。
もし、風が強く倒れてしまう心配がある地域なら、割りばしなどを使用して仮支柱を立てておくと良いでしょう。

これで終わりではありません。
まだ大切な作業があります。

若い苗は害虫による食害で枯れてしまうこともあるので、必ず防虫ネットを張っておく必要があります。
特に春先は虫たちの活動も活発ですので、防虫ネットを張って害虫と苗を物理的に遮断することで、若い苗でも食害されずに健康に育てることができます。
忘れずに行いましょう。

ここからは定植後の様子です。
畑に苗を植えて3日後。
定植3日後のピーマン
茎が太くなって、ちゃんと根付いたようです。

さらに10日後。
定植10日後のピーマン
葉のツヤもよく、しっかりと成長しているのが分かります。
節も増えてきました。
丈が高くなってネットに触れそうになってきたら、ネットとトンネルは撤収し本支柱を立てて誘引しましょう。

防虫ネットを外すと、アブラムシなどが付くことがあるので、葉の様子に注意しながら観察を続けてください。
ピーマンにつくアブラムシ
アブラムシ対策については、こちらのアブラムシの対策と駆除方法でもご紹介しています。

また、一番花が咲くまでに発生する「わき芽」は、すべて摘み取るようにします。
わき芽を摘み取る
特に根元近くの節(茎と葉の間)から出る余計なわき芽は全て無くしておきましょう。

そしてピーマンの苗を植えて約1か月後の5月末。
待望の一番花を確認。
ピーマンの一番花
ここまでくると次々と花を咲かせ、どんどんと実が育っていきます。

次回は、ピーマンの実がつかない・花が落ちてしまうときの対処方法をご紹介します。

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