新築の庭で家庭菜園ブログ
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ポットを使ったネギの苗の育て方

カテゴリー:ネギの育て方 投稿日時:09月13日 

こちらでは、育苗用のポットを使ったネギの苗作りをご紹介します。
プランターや鉢などを使ってもネギの苗作りは可能ですが、今回は庭の邪魔にならず、どこでも栽培できるポットを使ったネギの苗作りをご紹介したいと思います。
ネギは比較的栽培期間の長い野菜となりますので、他の野菜のために畑のスペースを空けたり、栽培スケジュールを調整する上でも、苗を作って畑で育てる期間を少しでも短くしましょう。

ネギの種まき

まずはポットに種をまくところから始めていきます。
ネギの種をポットに撒く
写真のように適当に種を持って、バラバラとポットに撒いてしまってください。
丁寧に種をまく必要はありません。
種をまいたら土を被せ、たっぷりと水をあげます。

2~3日もすれば下記のように至る所から発芽します。
ネギの発芽
ネギは写真のようにくの字になったまま発芽するのが特徴。
外気温が低い冬場なら、室内でビニール袋に入れて発芽させると良いでしょう。

さらに数日後。
成長するネギ
くの字に折れ曲がって発芽したネギも、写真のように真っすぐに伸びて成長します。

すべての芽が出そろった頃には、全て垂直になりました。
まっすぐになったネギ


ネギの株分け作業

沢山のネギの種が発芽したポットですが、このまま全てを育てていても栄養が分散してしまうので大きくはなりません。
そこで、このポットを2つに分けたいと思います。
株分けという作業ですね。

やり方は簡単。
土が崩れないように水を含ませた苗をポットから出し、手で2つに割ります。
ネギの苗の株分け
まだ小さいネギの苗であれば、根が絡まることもなく簡単に2つに分けることができると思います。

2つに分かれた苗を再度ポットに戻し、足りない土は畑から補充します。
ネギの苗を2つに株分け
これで株分け作業は完了。
株分けを行ったことによって、1ポットあたりのネギの数が半分になりました。
これでそれぞれの芽が成長することができます。

もし発芽したネギが多ければ、3分割、4分割としても問題ありません。

株分けを行ったあとは、成長を促すために肥料を与えます。
化成肥料でも良いのですが、ポットに化成肥料を撒くと肥料焼けする場合があるので、ここは液体肥料の植物活性剤HB-101を使用します。
ネギの苗にHB-101
HB-101は植物生まれの安全な肥料で、養分を溶かしたハイポネックスなどとは異なり、植物エキスが土を活性化させることで植物が元気になるという肥料となります。
ミネラルやカルシウムも沢山含んだ液体肥料なので、葉面散布をしても効果が高く、植物が元気に育つおすすめの肥料です。

HB-101を与えて数週間すれば、ネギもこんなにしっかりと育ちます。
ネギの苗の成長

ネギの育苗中はネギコガに注意

ネギコガはネギの表面に産卵をして、孵化すると葉に穴を開けてネギの内部に侵入、食害するやっかいな害虫です。
育苗の段階でネギコガに産卵・食害されると、苗を定植するのは難しくなります。
ですから、家庭菜園でネギの苗を作る際は防虫ネットでの防虫対策をかかさない事、もしくは室内での育苗が基本となります。

また青虫なども食害することがあるので、時期によっては蛾だけではなく蝶の飛来にも注意します。


ネギの苗の定植(植え付け)

苗が鉛筆くらいの太さにまで成長したら、いよいよ畑への植え付け作業です。
株分けを行った時と同様に、苗をポットから出します。
ネギをポットから出す

優しく土を崩しながら1本1本丁寧にネギを取り出していきます。
土を崩す
ここまで大きくなると根が絡んでいることも多いので、もし根が絡まってほどけない場合には、水に浸けながらほぐしていくと良いでしょう。
なるべく根が切れないように注意して行ってください。

無事ネギを取り出せたら、あとは畑へ植え付けるだけです。
畑に深めの溝を掘り、ネギを立て掛けるようにして並べていきます。
ネギの植え付け
成長点よりもやや下まで土を被せ、倒れないように土を固めたら、最後に水やりをして植え付け作業の完了です。

ネギの育て方、詳しい植え付け方法については、こちらのネギの苗の植え付けをご覧ください。

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