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ネギの苗の植え付け

カテゴリー:ネギの育て方 投稿日時:07月15日 

私たちが普段ネギを食べるのは、ネギの白い部分が一般的です。
この白い部分というのは自然と出来る訳ではなくて、ネギの成長に合わせ土を被せることによって意図的に日に当てないことで白い部分を増やしているんです。
ネギの成長に合わせて土を被せるということは、ネギを中心に土で山を作っていくイメージなのですが、普通に植え付けをしてしまうと、最後の収穫時の高さがとても高くなってしまいます。
そうならないために、ネギの植え付けは通常の位置より下、つまり土を掘ってから植え付けるという珍しい手法をとります。

ネギを植えるための土作り

6月の終わりごろのネギの苗の様子です。
ネギの苗が完成
3月に種まきしたネギは、こんなに立派になりました。
この苗を畑にデビューさせるため、土作りを行います。

まず最初に、植え付け位置に水をたっぷりとかけて土を踏み固めます。
溝を掘る前に土を固める
こうすることによって溝を掘ったときに、まわりの土が崩れてこないようになります。

約20cmほど掘り返して溝を作っていきます。
このときに掘り返した土は、後日土寄せの際に使用しますので、日光を遮らない方向(北側)に積み上げておきましょう。

ネギを植えるための土手
こんな感じで土手ができればOK。

この土手にネギの苗を立てかけるイメージで、約10cm間隔で並べていきます。
ネギを並べる

そうしたら土を被せていき、ネギが倒れないようにしっかりと土で固定します。
ネギに土を被せ固定する

そしてこのまま1週間ほど置いておき、根が土になじむのを待ちます。
土が乾いたら水やりをして下さい。

1週間後、すでにネギが太くなってきていますが、まだ作業は残っています。
今度は溝の中に堆肥を入れます。
溝に堆肥を入れる

そしてさらに、堆肥の上に土を被せます。
堆肥の上に土を被せる
こうすることによって、土手となっていた空間が空気の入った通気性の良い状態になり、今後土寄せを続けてもネギの根元に酸素がいきわたるようになります。

最初の土寄せ

さらにこの2週間後、植え付けからは3週間後となりますが、化成肥料による追肥と最初の土寄せを行います。
土寄せはネギの白い部分を作るために欠かせない作業ですが、1回目となる最初の土寄せは軽く寄せる程度にします。

先に化成肥料をばら撒いておいて、
根元に化成肥料をばら撒く

土を化成肥料を一緒に混ぜ込むイメージで、軽く土寄せをします。
ネギ1回目の土寄せ
まだ成長点ギリギリまでは土寄せしません。

最初の土寄せから土を寄せすぎてしまうと、ネギに土の圧がかかり、大きくなるのを妨害してしまうことになります。
この成長段階の土寄せは少しずつ行っていくのが鉄則となります。


次回はネギの天敵無農薬でネキリムシを見つける方法をご紹介します。

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