前回は大玉トマトの発芽から苗への植え付けまでをご紹介しました。
ここからはトマトを栽培するための土作りをご紹介します。
種から育てた始めた方も、トマトの苗を購入された方も、トマト栽培が上手くいくかどうかは土次第といっても過言であありません。
ぜひ今回の大玉トマト栽培の土作りを参考にしてみてください。
大玉トマト栽培のスケジュールは、こちらの大玉トマト麗夏(発芽まで) で確認してください。
まずは前回の麗夏の苗からの成長具合をご紹介します。
こちらは発芽した種を植えてから約20日が経過した状態です。
さらに5日後の状態
力強く葉が広がり、良い成長と言えます。
縦長で葉が横に広がっていない苗は、悪い苗となります。
こちらを撮影したのは3月後半。
主枝がだいぶ伸びて、室内での栽培も限界となり外で管理を始めました。
大玉トマトの健康状態としては、葉が「しなー」となっていると水分不足、葉が黄色くなったり葉に異常が出てきたら栄養不足のサインです。
どちらも早く気付けば問題ありません。
特にトマトは肥料食いなので、栄養不足に陥りがちです。
日ごろのチェックは欠かさずに行いましょう。
一部ですが、葉が黄色くなっていたので即効性の化成肥料を撒きました。
それでは、大玉トマト栽培の土づくりを行いましょう。
今回大玉トマトを植え付ける予定の場所はこちら。
すでに堆肥などは混ぜてあり、ベースの土は出来上がっています。
もしまだ手つかずの土(庭土のまま)であれば、こちらの新築住宅の庭で家庭菜園を始める!を参考に土作りを行ってみてください。
上記でも触れましたが、トマトは肥料を多く必要とする野菜です。
そのため、植え付け後すぐに効果が出る肥料、そして植え付け後しばらくしてから効果が出る肥料、と2段階で元肥(植え付け前に土に混ぜる肥料)を設置するようにします。
まずは植え付け場所を30cm~50cm程掘り、掘った土を両サイドに置いていきます。
掘った穴の中と、両サイドの掘り返した土2か所に、栄養のベースとなる化成肥料。
さらに実付きを良くするためにリン酸であるバッドグアノを投入してください。
バッドグアノは野菜を甘くしてくれる名脇役、元肥としてぜひ使いたい肥料です。
私がトマトを栽培する時は必ず入れるようにしています。
もしくは1シーズン効果の発揮する、ボカシ肥料を入れておくことも効果的です。
私が使用しているこのボカシ肥料は、天然有機材だけで作られており、アミノ酸やミネラルはもちろん、ブドウ糖やビタミンも配合されています。
最初は固形で扱いやすく、土に埋めて水を含むと柔らかくなり、ゆっくりと土になじんでいく緩効性肥料となります。
またトマト専用のボカシ肥料と言うものもあります。
これらのボカシ肥料を、トマトの土作りの際(定植する1~2週間)に入れておけば、栽培中の定期的な追肥の必要がなくなり、収穫の中盤までは追肥不要で栽培可能です。
手間が大幅に省けるので、忙しい人はこちらを試してみてはいかがでしょうか。
もちろんボカシ肥料とバッドグアノを両方を使用しても問題ありません。
十分に元肥を入れたら、掘り返した両サイドの土を戻していきましょう。
こうすることで浅いところと深いところ2か所に肥料が存在することになり、植え付け直後にも肥料が効きますし、成長を始めた後は、深い位置にある肥料(栄養)を求めて根を深くまで伸ばすようになり、元気なトマトを育てることができます。
肥料を撒いた場所に土を戻したら、今度は土を盛り上げて「畝(うね)」を作りマルチングを行います。
畝はマルチングのため以外にも水はけを良くするという効果があり、マルチには地温を上げて生育を助け、過度な乾燥を防ぎ、雑草を生えにくくする役割があります。
マルチをするしないでは、かなり生育に差がでますので、ぜひ行っておきたい作業の一つです。
ここまでできたら土作りは終了。
あとはトマトの苗の一番花が咲いたら、植え付け(定植)作業となります。
ちなみに一番花が咲く前にトマトを植え付けてしまうと、苗床よりも栄養が豊富な土に移行することになるため、実をつけて子孫を残そうという行動を抑制させてしまいます。
つまり厳しい環境から保護された環境に移ると、生命の危機感から解放され、子孫繁栄の本能が働かなくなるということです。
なので、苗の状態で花が1つ咲いたのを確認してから植え付けを行いましょう。
次回は大玉トマトの植え方(定植)をご紹介します。