家庭菜園でとうもろこしを育てていると、どうしても丈が高くなるとうもろこしは倒れてしまうことがあります。
特にマルチシートを被せて育てていた場合は、土がフカフカのままなので倒れる確率も高いかもしれません。
今回はとうもろこしの背が高くなったときに、どうしたら倒れないのかを、ここまでの成長と共にご紹介します。
まずは前回からのとうもろこしの成長をご覧ください。
発芽から約6週間が経過しました。
元気に大きくなってくれていますね。
こまめに害虫のチェックをして、見つけては補殺をして、無農薬栽培を継続中です。
さて今回の記事のテーマである、とうもろこしの背丈が高くなったら支柱を立てるべきか、土寄せをするべきかという本題に入りましょう。
結論から申し上げると「しっかりと土寄せをする」というのが一般的な対応になります。
家庭菜園という小規模栽培(10株以下)であれば、支柱を立てて支えるという方法も悪くはないかなと思います。
1つ問題なのは高さのあるとうもろこしを支柱で支える訳ですから、支柱自体をかなり深く差して安定させておく必要がありますが、そう考えると3m以上の支柱が必要になり、支柱の準備に大きなコストがかかりそうです。
費用と効果を考えるとあまりおすすめできる方法ではないですが、「支柱がいい!」という人はやっても問題ないでしょう。
特にこだわりや特別な事情がないのであれば、やはりとうもろこしは土寄せで対応すべきかと思います。
ただ、ちゃんと元気に育っているとうもろこしというのは、根が地中にしっかり広がって、ちょっとやそっとのことで倒れるようなことはありません。
今現在傾いてしまっているのであれば、下記で紹介する土寄せを試してほしいと思いますが、次回以降はしっかりと土作りから見直してみることをおすすめします。
参考:新築住宅の庭で家庭菜園を始める!
とうもこしの土寄せは、丈が40cm以上になった頃を目安とします。
初めて栽培する時は、かならずメジャーなどを使って計測するようにします。
それでは土寄せの方法をご紹介します。
まずは、これまで使用していたマルチシートを外しましょう。
強引に上に抜き取ろうとすると株を傷めますので、マルチの穴に向けて、はさみで切れ込みを入れて丁寧にマルチを外していきます。
マルチをしていたことにより、水やりや雨で濡れることの無かった土。
その土はフカフカの状態を保っていて、当然このままだと倒れやすくなってしまいます。
マルチを外して土を露出することで、水が染み込み時間と共に土が締まるのを狙い、これも転倒防止の1つの対策となります。
次に、土寄せをするのと同時に追肥も行いますので、畝の両サイドに化成肥料を撒き、土寄せを行いながら一緒に肥料も土にすき込みます。
土寄せは結構しっかり目に、山になる感じに行いましょう。
また根元から生えてくるわき芽も、取らずにそのまま土寄せします。
この方が根をしっかり張ってくれるので倒れにくくなります。
これでとうもろこしが倒れる心配は少なくなりました。
ただし台風などの気象条件では倒れてしまうこともありますので、そういった自然災害には事前対策で対応しましょう。
次は、とうもろこしの雌花が出ない!?をご紹介します。