今回は唐辛子を苗から植えます。
唐辛子の苗は単価が安いので、基本的には種からではなく苗からが効率的です。
また辛い唐辛子にするために、雨を避けながら水やりを調整する必要があるためプランター栽培にて収穫を目指します。
苗を購入したのは4月初め。
色々な夏野菜の苗が販売される時期と同じ時期ですね。
今回購入した苗は「トウガラシ」という品目で販売がされており、細かい品種まではわかりませんでした。
ただ唐辛子栽培は比較的簡単なので、品種によって育て方が左右されることは少ないと思います。
最終的に「辛い唐辛子」を収穫するためには、実をつけ赤く着色してから水やりを制限する必要があります。
これは、水を与えずにストレスをかけることで辛みが生まれる、という唐辛子の性質が関係しているのですが、唐辛子を地植えで栽培した場合、秋口に雨が多いとストレスがかからなくなってしまうので、辛い唐辛子を作りたい方は、雨が降っても避難しやすいプランターでの栽培をおすすめします。
ただし、水やりを制限しても甘みの強い品種だとうまく辛味がでないこともあるようなので注意してください。
唐辛子収穫までの全体のスケジュールは、4月に苗の植え付けを行い、6月に開花、9月~10月に収穫となります。
1つずつ収穫しても良いですし、株ごとの収穫も可能です。
唐辛子を乾燥させて保存したい場合は、「株ごと抜いて干す」というやり方が良いと思います。
それでは苗の植え付けを行いましょう。
冒頭でも書きましたが、今回はプランター栽培となりますので深めのプランターや鉢を用意します。
特に辛さを求めないのであれば地植えでも構わないので、好みに応じて育ててください。
用意したプランターに野菜用の土を入れます。
十分に水を吸わせたあと、苗の土を崩さないようにポットから抜き植え付けます。
しっかりと周りの土で苗を抑えて、倒れないように土を引き締めます。
根付くまでは毎日しっかりと水やりを行います。
水分量の調整は、実が付き色づき始めてからとなります。
定植してから10日ほど経過すると、1つ1つの葉も大きく成長してきます。
5月に入り暖かくなると、アブラムシが発生しやすくなります。
アブラムシは放っておくと、どんどん増殖し、葉に穴を空けたり、株の養分を吸い取ってしまう害虫です。
見つけたら、早めの対処が必要です。
アブラムシ退治には「マスキングテープ」がおすすめ。
何と言っても植物を傷めずに駆除できることがメリット。
簡単にくっつきますし、直接手で触ることなく簡単に駆除できる方法です。
詳しくはアブラムシの対策と駆除方法の記事でも紹介していますので、参考にしてみてください。
次回は唐辛子の開花から実をつけるまでをご紹介します。