プリンスメロンのプランターでの栽培方法をご紹介します。
まずプリンスメロンの苗作りについては、プリンスメロン種からの育て方の記事から読んでいただき、こちらでは植え付けからご紹介したいと思います。
メロンのプランター栽培におけるポイントは、地這い栽培と違って「つる」を張るためにネットを使うことにあります。
プランター栽培のメリットは、ネットを使い縦方向につるを伸ばしていく為、庭の面積が狭くても育てられること。
さらにネットを使用することから夏のグリーンカーテンとしても役に立つということがあげられます。
反面、地這い栽培よりもメロンの収穫数が少なくなることがデメリットとなります。
まずは土の準備となりますが、ご家庭の土を使用する場合は堆肥と石灰、化成肥料を混ぜpHを6~6.5に調整してください。
(pHの測り方はこちらの土のpHの測り方の記事でご紹介しています。)
または市販の野菜用の培養土を使っても構いません。
土の他に用意するものとしては、プランター、つるを伸ばすためのネット、防虫ネットを張るための支柱2本です。
支柱については後でご紹介しますが、トンネル用の曲がる支柱か、長さの短いものを用意しておいてください。
苗の本葉が4~5枚になり摘心を済ませたら、プランターへ定植します。
その際プランターの土は、しっかりと水を含ませておきましょう。
スコップでポットサイズの穴を開け、根を崩さないように苗を優しく植え付けます。
これで定植完了。
次はつるを伸ばすためのネットの用意です。
メロンは意外と速くから「つる」を伸ばし始めますので、定植と一緒に行っておくと効率が良いです。
冒頭でもご紹介しましたが、メロン栽培はグリーンカーテンとしても利用できます。
せっかくですからプランターを動かして窓際で栽培してみましょう。
使用するネットはこちら。
様々なつる植物に使用できるグリーンカーテン用ネットなのですが、この「かんたんつる栽培ネット」に付いている四隅取付ロープは非常に便利です!
ネットの四隅に黄色いロープが付いているだけなのですが、これがあるのと無いのとでは大違い。
新品を取りだす時や片づけをしてまた広げる時、ネットの角がどこかわからないとすぐに絡まってしまって大変なことになるんです。
下手をすれば、新品のネットでも取りだしの際に絡まってしまい、そのまま使えないなんて事もあります。
それを解消したのがこちらの商品。
グリーンカーテンをしたい時は、かんたんつる栽培ネットを使用してください。
ネットを張る位置はご家庭によって様々だと思いますが、我が家では1階の一番大きい窓のある物干し竿に固定しました。
もし1階に吊るすような場所が無ければ、2階のベランダからネットを下ろすと良いと思います。
メロン栽培でもっとも注意しなくてはならないのが、ウリハムシによる食害です。
どこからともなくウリ科特有の匂いに集まってくる強敵。
プランター栽培でも油断せず、しっかりと防虫対策を行いましょう。
まずはプランターの両サイドに短めの支柱を差します。
トンネル用の支柱であれば、このように思いっきり曲げて差します。
その上から防虫ネットを被せて余った端の部分をプランターの下に潜り込ませば、ネットの固定は完了。
これだけでウリハムシの食害を受けることも、ネットが風に飛ばされる心配もありません。
メロン栽培において防虫対策は必須です。
必ず行うようにしましょう。
今回使用した防虫ネットはこちら。
次回は、プランター栽培するメロンをネットへ誘引をご紹介します。