とうもろこしの栽培は比較的簡単に栽培可能なのですが、唯一、収穫適期が短くその見極めが難しいところです。
完璧な収穫適期は2日~3日しかないと言われているので、かなりシビアです。
規模の大きい畑などでは、作業効率を重視して1度に全て収穫してしまう場合もありますが、せっかく家庭菜園で作ったとうもろこし、一番おいしいときに食べたいですよね。
今回はとうもろこしの成長をご紹介しながら、収穫の見極め方についてもふれていきたいと思います。
前回のとうもろこしの雌花が出ない!?で、受粉するまでをご紹介しました。
今回はまず、その後に実がどうのように大きくなっていくのかをご紹介します。
まずこちらは、6月中旬のとうもろこしの実。
約3日後。
縦に伸びているのが分かります。
さらに2日が経過すると、
とうもろこしの髭が一部枯れ出しました。
そして7月に入った頃。
見えている髭はすべて茶色くなり枯れました。
この髭が枯れることがとうもろこし収穫の合図の1つなのですが、髭が枯れただけではまだ早いことが多いです。
とうもろこしは、収穫する前に中の実を確認することができます。
これが簡単で、一番確実に収穫を見極める方法です。
それでは実際に髭が枯れたとうもろこしの皮をめくってみましょう。
中に白い実が見えました。
実はしっかりと出来ているようですが、まだ少し白いですね。
もう2~3日ほど様子を見たほうが良さそうです。
他の方法としては、とうもろこしの実の中腹を手で押してみて、実が入っているかどうか手で触って確認する方法。
よく行う基本的な確認方法です。
これを行った後に、上記の皮をめくってみる方法で中を確認すると良いかもしれません。
あとは、実に角度がついてくることも収穫の合図の1つです。
実が重くなれば重力で外に倒れていきますから、視覚で判別しやすいです。
このように、とうもろこしの収穫時期を見極める方法はいくつかあります。
1つだけで判断して早採りにならないよう注意しましょう。
最後にとうもろこしの収穫方法についてご紹介します。
収穫する時間は、できれば早朝。
朝の5時とか6時に収穫することができれば、とうもろこしが一番甘くなっている時に収穫することができますよ。
収穫はかなり簡単で、実をしっかりと握り、茎を折るイメージで真下へ。
すると簡単に茎からもぎ取ることができます。
ちなみに、とうもろこしの鮮度低下はとても早いので、その日に食べようが、次の日に食べようが、収穫したらすぐに塩茹でします。
鮮度低下を防ぎ、甘いとうもろこしを維持することが出来ます。
だいたい2リットルの水に、塩大さじ2~3。
10分ほど茹でて5分そのままにしてから、湯切りをします。
色も鮮やか、とっても甘い採れたてとうもろこしの完成です!