これまで大玉トマトの種を発芽させ、苗の成長を見て、トマト用の土作りまで行ってきました。
今回はトマトの苗が一番花をつけるまでの様子と、大玉トマトの植え方をご紹介したいと思います。
ここまでの記事をご覧になっていない方は、大玉トマト麗夏(発芽まで)からご覧いただければと思います。
こちらではオーソドックスなトマトの植え方をご紹介していきますが、「トマトの収穫量を増やしたい!」「病気に強くしたい」とお考えの方は、こちらの収穫量を増やす大玉トマトの植え方をご覧になってみてください。
まずは大玉トマトの苗に1番花(一番最初に咲く花)が咲くまでの様子をご紹介します。
こちらが4月7日時点の様子です。
まだ寒の戻りがあったりして、気温は安定していません。
また春の強風にもさらされています。
そしてこちらが1週間後となる4月14日。
第一花房(はなぶさ)が見えてきました。
花房とはトマトの花が咲き、実をつける場所のことです。
さらに5日後、蕾が膨らんで今にも開花しそうになっています。
そしてついに、種まきを行ってから70日後、大玉トマト麗夏の花が開花しました。
この花から、あの大きなトマトが収穫できると思うと、ちょっと感動します。
前回の記事(大玉トマトの土作り)でもご紹介したように、トマトの苗は1番花が咲くまでは植え付けを行わない方が良いとされています。
再度簡単に理由を説明しますと、早くから恵まれた環境(肥料の効いた畑)に移してしまうと、子孫(実)を残そうと(つけようと)する意欲を削いでしまうからです。
この1番花が咲いたのが4月中旬ですので、このまま順調にいくと、このブログで書いてきた家庭菜園におけるトマトの収穫スケジュール6月~7月に合うことになります。
ただ梅雨の長さや、梅雨明け後の気温次第というところもありますが、おおよそ予定通りです。
では本題のトマトの苗の植え付けについてご紹介したいと思います。
まずはじめにトマトの苗をポットのまま、1~2時間程、水を張ったバケツに入れておきます。
こうすることで土が柔らかくなり、根も自然とほぐれて、新しい土と融合しやすくなります。
この間マルチに穴が開いていなければ、カッターなどを使ってポットと同じ大きさの穴を空けます。
もしビニールが切りにくいようであれば、このような便利道具もあります。
マルチ穴あけ器という便利な道具もあります。
普段、穴あきマルチを使用しない方は1個あると便利です。
マルチシートに穴を開けたら、ポットの量だけ土を取り除いておきます。
この穴へトマトの苗を入れますが、支柱に結びつけるために苗をやや斜めにした状態で穴に入れ、まわりの土を優しく押してなじませます。
この時花の咲いている方向がトマトの実が付く方向となりますから、収穫しやすい向きに植え付けを行うと後が楽になります。
そしてこのまま植えただけではトマトが重さで倒れてしいますから、仮りの支柱として割りばしを差し、ビニールひもなどで結びつけます。
トマトが成長してきて、割りばしが心もとなくなってきたら、本支柱に差し替えを行ってください。
これでトマトの植え付けは完了です。
次回はトマトの一番果の扱いについて考えてみたいと思います。