こちらでは家庭菜園における水ナスの育て方についてご紹介していきます。
関西では特産品として生産されている水ナスですが、漬物だけでなく生食もできるナスとして有名ですね。
一般的な茄子に比べて栽培方法は難しい水ナスですが、もし家庭菜園で採れたての水ナスを味わえたら最高!
ということで、今回は水ナス栽培にチャレンジしてみたいと思います!
水ナスの栽培期間や収穫時期については、ほとんど普通のナスと変わりありません。
2月に種まきを行い育苗。
そして4月~5月上旬までに定植を行って、7月~9月ごろまでが収穫期となります。
そして栽培する品種ですが、「あまうまごちそうなす ごちそう」という品種を使用してみたいと思います。
普通のナスとは一線を画す強気なネーミング。
その特徴としては「甘みが強く生食もできる家庭菜園用の小茄子」となります。
種まきの紹介をする前に水ナス栽培の注意点についてご紹介しておきます。
まず、水ナスは通常のナスよりも連作を嫌う傾向にあるようです。
直前にナス科を育てていた場合は育てられないと考えておいた方が良いです。
直前にナス科を育てていなくても、その年の冬にはしっかりと土壌消毒(家庭菜園における夏と冬の土壌消毒の方法を参考)を行っておきましょう。
栽培時の注意点としては、水ナスはヘタや葉にトゲが多いのでトゲが刺さらないようにグローブがかかせません。
また小さなお子様がいるご家庭のお庭では、十分注意して栽培してください。
それでは水ナスの種まきを行っていきます。
まずは、種が初根しやすいように一晩水に漬けておきます。
種の外皮をふやかすのと同時に、成長するためのスイッチを入れます。
種を一晩水に漬けたら、ポットへ種まきを行いましょう。
土の表面に2~3ヶ所約1cmほどのくぼみをつけて種を植えます。
種を植えたら、土を被せて軽く押さえておきましょう。
種を植えたポットはビニール袋で覆い、保湿しながら室内の日の当たる暖かいところに置いておきます。
日当たりが良くビニール内が暖かい状態で管理できれば、約1週間程度で発芽が確認できると思います。
このように、くの時に曲がった状態で発芽します。
発芽を確認してから1週間ほど経過すると、蒔いた種全てが発芽し双葉が開きました。
さらにビニールでの育苗を続け、発芽から15日ほど経過すると本葉を確認することができました。
順調に成長しています。
発芽から1ヶ月ほどが経過すると、葉も大きくなってきて込み合うようになります。
このようになったら間引きを行って、最終的に一番元気な株を残すようにしてください。
遅くても定植を行う1週間前には1本立ちさせておくようにしましょう。
ここまでくれば育苗は終了です。
あとは暖かくなってきたところで畑に定植を行います。
続いては、水ナスの土作りと定植についてご紹介します。